【感想】介護ヘルパーは見た 世にも奇妙な爆笑! 老後の事例集

藤原るか / 幻冬舎新書
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • puttyhama

    puttyhama

    介護ヘルパーさんのエッセイ
    いろんな事例がものすごく参考になる。
    ちょっとおもしろかったのがありとあらゆる宝飾品を身に着けてお風呂に入る話。
    っておもったけど…
    これって絶対に他人ごとじゃない。
    いつか私も…などと思いつつ読み終わった
    認知症って…介護する方もされる方も…
    いろんな意味で大変だわ…
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    投稿日:2023.10.22

  • verdeb

    verdeb

    いろんな事例がおもしろい。悲惨になりがちなところも楽しんでうまく対応して認知症の症状を改善している。施設も値段が高ければよいというわけでもなさそう。せっかくプロなら改善できるところを、経験の浅い人が対応すれば悪化させてしまうとのこと。今のところそのつもりはないけど、万万が一施設に入れなければならなくなったときの心の準備になった。続きを読む

    投稿日:2020.12.18

  • abba-rainbow

    abba-rainbow

    このレビューはネタバレを含みます

    本書は、2012年の9月に第一刷が発刊されている。

    介護保険法の成立が2009年で、本書が発刊された2012年には大きな改正があったようだ。インターネットで調べてみると、あるサイトには次の6点が主な改正点とされていた。

    ①医療と介護の連携の強化等
    ・24時間対応の定期巡回・随時対応型サービスを創設
    ・複合型サービスを創設
    ・介護予防・日常生活支援総合事業について
    ②介護人材の確保とサービスの質の向上
    ③高齢者の住まいの整備等
    ④認知症対策の推進
    ⑤保険者による主体的な取組の推進
    ⑥保険料の上昇の緩和

    専門家ではないのでわからない部分もあるが、本書の中では①②④に関する内容が印象に残っている。

    本書の特徴は、著者の介護職員としての実経験に基づく100ケース以上の事例を題材として、介護現場の実態を生々しく浮かび上がらせている点だろう。もちろんプライバシー等には十分に配慮されて書かれている。

    本書の題材となっているケースは、いずれも一般的な常識を超えたケースばかりだ。しかしながら、これは介護の世界の常識のようでもある。

    従って、介護の現場に無知な人からすれば、介護の現場の苦労は想像もつかないだろう。逆に、介護の現場の実態を知った者、あるいは正しく理解しようと思う者にとっては、この著者がいかにこの分野のスーパーウーマン的存在であるのかもわかるはずだ。

    ケースのほとんどが「認知症」と関係している。上記で言えば④の課題にリンクする部分だ。

    劣悪な環境と言われてきた介護の現場にあって、制度の整備、環境の整備、施設やツールの整備などでも改善は進められているのであろうが、本書を読んで、それらの改善と並行で、やはり介護職員の技量の向上が重要であると感じた。

    その技量と言っても、主軸となるのは人間的なキャパ、すなわち包容力、忍耐力、利他的な心等であるのだと、著者の振舞から感じたものである。

    また、現場に無知なものが制度だけをいじくるのは、介護職員にとっても利用者にとっても好ましくないというメッセージも本書に込められていた。

    本書の発刊からさらに数年たっており、これからますます介護を必要とする人口増が予想されているが、素人目にも②の課題は膨張するばかりのように思える。

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    投稿日:2019.04.13

  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     藤原るかさんの「介護ヘルパーは見た」、2012.9発行、「家政婦は見た」とかが浮かびましたw。見てはいけないものを見たのでしょうか~(笑)。一読して、認知症はきびしいなと感じました。思いがけない行動、驚きの連続とのこと、できれば、自分はそうなりたくないなと(みなさま、そうと思います)思いながら追体験しました。そして、親の介護をするとは、おむつ交換もすることだと覚悟せよとの言葉・・・、「自立」できてる今の有難さを感じました。そして、オリンピックを見ながら、「弾ける元気と勢い」に感動しています(^-^)
     介護ヘルパーは通称、正しくは訪問介護員、一般的にはホームヘルパー(略して、ヘルパー)。その仕事は、家事を手助けする「生活援助」と身の回りの世話をする「身体介護」。藤原るか「介護ヘルパーは見た」、2012.9発行、再読。内容は:①びっくり仰天のオンパレード。それが介護 ②恐るべし、認知症 ③介護でわかる家族の素顔 ④介護を乗り切れる人、つぶれる人 ⑤介護保険制度を上手に利用 ⑥介護業界の現実

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    投稿日:2016.08.19

  • haru

    haru

    介護ヘルパーさんから見える現場の事例集。

    介護保険「改正」によって現場で何が起こったか、どんな声があがってきたかがリアルに紹介されています。

    確かに介護保険前夜の方がヘルパーさんの介護は手厚かったですね。祖父宅にいらしてたヘルパーさんと、孫である私もゆっくりおしゃべりした記憶があります。それが、よかった。今の仕組みではそれはもう、難しいですものね。

    現場のもどかしさが伝わる一冊です。
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    投稿日:2015.11.26

  • ホトケ

    ホトケ

    痴呆老人に財布を盗まれたと騒がれ収監された青年ヘルパーは真相は不明だがもし無実だとしたらこれほど残酷な話は無い。

    投稿日:2014.06.04

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