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浅田次郎 / 朝日新聞出版 (62件のレビュー)
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9mmakaneko
初浅田作品。 前半のキヨ編は、戦争をまだ引きずっていた時代で、悲惨ながら、読まされたが、後半はうーん。 結局、ゆうちゃんは20歳前に振った百合子を30年近く想っていたってことか。
投稿日:2023.09.14
けんさん
このレビューはネタバレを含みます
『降霊会という名の告白タイム!衝撃の事実が次々と…』 戦後の急速に変わりゆく社会を経験した主人公。 強く心に残った少年時代、大学生時代の想い出の知られざる事実が、降霊会で明かされる… 今では考えられないようなことも、当時の社会状況では仕方がなかったのかな…と考えさせられました。
投稿日:2022.12.09
ku-suke
戦後に生まれ、東京の裕福な家庭に育った男性が、ひょんなことから降霊会に誘われ、過去と向き合う話。降霊会というと突拍子もないように思えるけれど、終戦から高度成長期までの時代のリアルな空気、当時の東京で裕…福に育った若者達の在り様など、読み応えがあった。 個人的に、終わり方がいまいちしっくりこないような気がして残念だった。続きを読む
投稿日:2022.07.04
マルプー
1961年生まれの主人公のゆうちゃん、戦後の復興、オリンピックや万博の高度経済成長、学生闘争の激動の時代を過ごす中での恋愛や人生の悔いなどを思う。そして、森の中での別荘での降霊会に導かれ、過去の恋人や…同級生の霊魂と語る。恨み怨みや祟るのは肉体の存在を前提とする俗世の感情を持つ生者、霊魂に許されるのは誰にぶつけようもない怒りや悲しみや自責の念だと。梶と真澄の切ない思いや百合子のさよならと言ってもらいたかった儚さがじわりと心に染みてきた。続きを読む
投稿日:2022.05.13
ミカンミカン
なんて素晴らしい作家さんなんでしょう。涙が溢れたりする作品ではありませんが、人を愛するということ、そして、さよならするということが美しく描かれています。ちょうどワタシが大学生時代を過ごしたころのあの…東京の街の喧騒ややけっぱちな明るさが、そしてそれらに対する百合子の冷めた正しい訴えが我がことのように理解できました。 この4月から転勤になる予定で、今お世話になっているこの図書館とももうあと1冊か2冊でお別れになります。できればこの本のような名作に出会いたいものです。続きを読む
投稿日:2020.01.29
hibo5855
主人公が、心に蓋をしていたことが、別荘地の降霊会でよみがえる。 戦後の高度成長期のひずみである格差社会 突然別れを切り出した恋人への未練。 友達付き合いして女性に死ぬほど愛されてていた事実。
投稿日:2018.10.18
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