【感想】中年童貞

渡部伸 / SPA!BOOKS新書
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • herogroove

    herogroove

    ★★★
    今月14冊目
    いやー凄い。そもそもどうして童貞じゃダメなんですか?からの独自理論。
    私はね、子供にもいつも言うけど、世の中で成功するには良い大学とか学歴よりも友達や彼女がいたりする方が大切だと
    てことで、まあ、童貞は下にみるよな
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    投稿日:2023.03.23

  • quazism

    quazism

    ・残念ながら著者には全面的な共感はできない。
    ・行動に移すことができず、勇気がないという割りに、自己をさらけ出す、自己開示にはすごい勇気が必要だと思うのだが。そのような意味では西村賢太の小説に共通する部分もある。
    ・私小説を書けば芥川賞か?この人の文章は面白いと思う。
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    投稿日:2019.11.14

  • 香菜子(かなこ/Kanako)

    香菜子(かなこ/Kanako)

    中年童貞。渡部伸先生の著書。性体験のない大人の男性、中年童貞の存在が増えていることがあたかも大問題のように説明されているけれど、別に性体験の有無がその人の人間的価値を決めるものでも何でもないし、些細な問題。恋愛経験や性体験が無くても尊敬できて魅力的な人は数多くいるし、そういった些細な点だけ取りあげるのはすごく不躾で失礼、ジェンダーフリー思想が必要な時代では時代錯誤に思います。続きを読む

    投稿日:2019.07.21

  • 香具師山啖呵堂

    香具師山啖呵堂

    「モテない男はコミュニケーションを学ぶこともできないのだ。結果、負のスパイラルに陥り」
    「自由恋愛社会においてはコミュニケーション能力の優劣が、モテる男と、モテない男を無常なまでに二極化する」
           
    という指摘は当たっていると思う。
     また、人間の移動が容易になったことについても、山田昌弘氏命名の「もっといい人がいるかもしれないシンドローム」を紹介して指摘している。
         
    「男女が出会う機会も少なく、その少ない選択範囲の中で男女は相対的に自分に合う相手を探していたということだ。選択肢がお互いに少なく、また結婚への社会的な圧力も強かった時代であれば、男女はお互いにある意味で「現実的な」選択を行うことができたのだろう」
    「男女が出会う場は増えており、選択範囲は想像を絶するほどに拡大したと言っていいだろう」
    「少数の魅力ある固体(原文ママ)へ多数の男女が群がるのは当然のことである」
           
     行動範囲・選択範囲が広がるほど格差が拡大するという不都合な真実。
         
     これは人間関係に限らず、経済活動にも当てはまると思います。  
     経済活動がグローバル化することで、
    「世界中が商売相手になる!」
    なんて喜んでも、簡単に世界を相手に売り込めるでしょうか。
     海外のマーケットに進出するにはそれだけの準備や規模が必要で、地方の一個人が簡単にできるものではありません。
     一般的に普通の店舗にとっては、
    「世界中から商売敵がやって来る」
    というのが本当のところです。
     その良い例が、書店です。
     アマゾンという圧倒的に優位な書店が日本に進出したため、地方の個人経営の書店が軒並み潰れていっているのです。
            
     私が子どもだった頃は、21世紀の世の中は戦争も公害もなくなり、経済的問題もなくなって人々は平和に豊かに暮らしているのだろうと思っていたものです。
     ところが現実に迎えた21世紀は、経済的にも社会的にも不安定で不確定で、おまけに軍国主義まで復活した未来への不安が絶えない社会でした。
     それに加えて結婚すらも一部の恵まれた人にしかできなくなる格差時代が到来するとは、一体誰が予想していたのでしょうか。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170213/p1
    続きを読む

    投稿日:2017.02.13

  • KOROTAM

    KOROTAM

    ○全国童貞連合会長である渡部氏の著作。
    ○全国童貞連合会を発足させるに至った経緯や、そもそもの童貞の思いや苦闘などについて語ったもの。
    ○童貞の悲哀はもちろん、一転した強気の姿勢など、いろんな屁理屈が満載で読んでいて面白い。続きを読む

    投稿日:2014.04.21

  • densuke

    densuke

    画像にはない腰巻(表紙下についてるコメントつきの「帯」のことだよ)の作家・室井佑月さんとの会話が絶妙。
    「しなくてもいい恋愛だから、わざわざするのに意味がある。私は恋愛以外したくない」という室井さんに
    「それは強者の意見ですね。恋愛ができるならしてますよ」と作者は切り返す。絶妙だが、その上にある「少子化問題は童貞問題である」との言葉は、決してこのような会話で茶化せるものではない。
    他の方のレビューには童貞男子・男性には辛辣な意見も多かったが、ゲイ的に深読みすれば、本当は他のセクシュアリティ(性的志向)にいることに気付けていない人(特に男性)は結構いるんだろうなと推測できるのだ。(もっとも、本の中で著者は「組合(同性愛的意味合いで)」に入る意思はないようだが)
    ジェンダー問題は要因が複合化かつ複雑化しているので、こういう本ですこし別視点から見るのがいいだろう。
    「童貞じゃないけどウシロは処女よ」ってたわごとを放つゲイこそ、読むに値する一冊である。
    続きを読む

    投稿日:2013.08.18

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