【感想】媚薬な教師に愛の手を<特別版>【イラスト入り】

市村奈央, 志野夏穂 / B-PRINCE文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • messenger03

    messenger03

    ワケアリ教師×直情型な生徒…教師×生徒モノです。

    好奇心から恋として惹かれていくまでを丁寧に描写していると思います。

    主人公(生徒)のルームメートである友達が良い味を出してます。彼の物語とかも読んでみたいですね。

    先生の理性が鋼鉄の鎧なので(笑)残念ながら校内で…とかの濡れ場はありません。タイトルに反してエロ度は低いですのでご注意ください。
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    投稿日:2011.04.14

  • yukiserigaya

    yukiserigaya

    取り寄せ先:瑞穂町立図書館(受け入れ先:府中市立片町図書館)

    BL以前に気になったこととして、管理寮で大規模修繕がない、というのは高校の寮ならあり得るのだろうかとしばし(大学学生寮の政治史を紐解いたことがある人間ならばこの設定に無理があることを突き止めかねない→日本の大学の寮が管理寮にさせられたのは1970年代以降のことである)。

    本書について語るならば、3年という中等教育後期課程の就学期間という時間の制約の中で、時間をかけて囲い込みをする「搾取の物語」か、それとも禁断(これがどのまなざしかはすぐに分かる)という言葉で縛られた「色めきたつ物語」かというところで読み方が大きく変わるであろう。
    この作品は時間を掛けることに意味があるので早急にする必要がないからでもあるのだが。
    ……やっぱり搾取か。

    さて、本書の企画を立ち上げるに当たって、インターネットサイトでのオーディエンスからの審査、さらには声優 森川智之のウェブラジオでのコラボレーションがあったという。そうなってくると、本書は当代少女文化が抱えている闇の問題(「歴史への真摯さ」に対する無頓着さとクロスメディアによる収奪関係)にどのように抵抗しているのかという文脈で読むべきであろう。結論から言えば、市村自身は抵抗していないのだが、作品登場人物たちが拒絶していることに注目がいく。換言すれば、作品がいい意味で一人歩きをしているということにほかならない。それは、この世界が閉じられた世界ではないがゆえに起きるもので、どこか空想的な世界であるならばこうしたことは起きなかったであろう。翻って、当事者たちはどうだったかということに話がいく。森川のラジオは直接的は言質の確認を取っていないのでなんともいえないが、投票状況を読み上げるだけではない責任があったのではないだろうか。

    収奪と搾取の狭間で本書が揺れてきたということを改めて実感する内容になっていることも重ねて注目していただきたい。
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    投稿日:2010.12.02

  • とうや

    とうや

    恋香る桜風 ※「萌 RADIOプロジェクト第1期(ウェブサイト「がる★パラ!」内「腐女子カフェ」'08年5月~'09年1月掲載)」として配信された作品を、改題および大幅加筆改稿したもの
    真夜中の子守唄/書き下ろし
    ずっと、いっしょ。/書き下ろし
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    投稿日:2010.02.18

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