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西村京太郎 / 講談社文庫 (1件のレビュー)
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すた
岐阜・長良川を舞台にしており、綿密に岐阜の状況を調査されたと考えられる。実際、長良橋右岸の地区の様子(鵜匠が経営するカフェや、Gホテルのモデルとなったであろうシティホテルや、鵜飼観覧船の停泊の様子等)…や、左岸の地区の様子(岐阜公園の近くのS寺のモデルとなったであろう寺や、由緒ある豪邸や温泉宿が並ぶ様子等)は、見事に長良川長良橋の付近の様子を表している。(なお、登場する鵜匠の名前が杉下なのも、ニヤッとさせられる。) 一方、白木記者が初めての岐阜訪問において、たまたま事件のキーパーソンたちに立て続けに会えたあたり、やや無理な展開と感じられた。また岐阜新報の社長を絡めるなど、いたずらに設定を大きな話にしようとしているのを感じた。続きを読む
投稿日:2015.12.10
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