【感想】羅生門・鼻・芋粥

芥川龍之介 / 角川文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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1
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ブクログレビュー

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  • 溢れ出る涙

    溢れ出る涙

    #コテンラジオ で深井さんがお勧めしていたので、改めて「羅生門」を読んでみた。全て短編で読みやすかったが、あまり深く読み解くことはできなかった。

    投稿日:2024.01.28

  • ポレポレ

    ポレポレ

    表題3作の他に、

    「老年」
    「ひょっとこ」
    「仙人」
    「孤独地獄」
    「父」
    「野呂松人形」
    「手巾」
    「煙草と悪魔」
    「煙管」
    「MENSURA ZOILI」
    「運」
    「尾形了斎覚え書」
    「日光小品」
    「大川の水」
    「葬儀記」

    を収録。
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    投稿日:2022.09.17

  • 芳梅

    芳梅

    ○目次
    「老年」/「ひょっとこ」/「仙人」/「羅生門」/「鼻」/「孤独地獄」/「父」/「野呂松人形」/「芋粥」/「手巾」/
    「煙草と悪魔」/「煙管」/「MENSURA ZOILI」/「運」/「尾形了斎覚え書」/「日光小説」/「大川の水」/「葬儀記」/注釈・解説/吉田精一「芥川龍之介-人と作品」/三好行雄「作品解説」/年譜

    芥川龍之介の青年期の作品も多数含まれているが、なにか熟成したような、人生を俯瞰したかの如き作品になっている。
    「老年」や「ひょっとこ」は敗残した人生や「偽」という仮面を被った人生の虚しさや儚さを見事に描いているし、「鼻」・「羅生門」・「芋粥」のように人間のエゴイスティックな部分を描く。

    「大川の水」のような俯瞰的に見る作品もあれば、「野呂松人形」・「手巾」・「日光作品」のように芥川自身が等身大で美に触れた作品もある。

    また、「尾形了斎覚え書」のような候文の作品が登場するなど、芥川龍之介の引き出しの多さを改めて実感するし、こうした実験的な試みが芥川作品の魅力の一つなのかもしれない。
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    投稿日:2016.02.22

  • 大吉堂

    大吉堂

    ふと「所謂文芸作品」が読みたくなり手に取ったのがこれです。はい、僕の本棚にも芥川はあるんですね。
    皮肉な視線が小気味よく描かれていて面白い。求めて止まなかったものが、手に入る瞬間に失望へと変わり、最上のものと思えたものが、どうでもよくなってしまう瞬間。それを突き放すのでなく、包み込むように描いているのが印象的でした。そう人間とは暗部含めて人間なのでしょうね。
    美しい文章を読むのは、心地よい音楽を聴くのと同じように、気持ちのいいものです。これもまた本を読む幸せですな。
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    投稿日:2010.08.20

  • kazusa

    kazusa

    短編の名手・芥川。なかでも、表題にもある「羅生門」は教科書でおなじみかと。
    人間への鋭くもある種のあたたかさを持つ視線と、サックリしつつも味わい深い文体が魅力。「煙草と悪魔」がお気に入り。

    投稿日:2006.09.12

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