【感想】畑村式「わかる」技術

「わかる」と言うことを構造的に捉え、どうすればわかったと言うことなのかが非常にわかりやすく書かれていた。

論理的に書いてあるので、とても読みやすい。わかるということについての考察によって、理解すること、理解してもらうためにどうすればよいか、という思考が深まった。
問いを自ら立てれる人は、未知な問題を理解す…ることが得意であるが、そもそもわかろうとする意欲のない人は思考停止となるため、わかるはずもない。続きを読む

◯「わかる」とは事象の要素と構造が頭の中のテンプレートと一致すること。
◯頭の中のテンプレートを増やすためには、知識経験を増やすだけでなく、課題だと思うことを要素に分けて構造化する日頃のトレーニングが…必要。
◯目の前の課題だけでなく、その上に共通する問題を意識しつつ、「自分が解決すべき課題は何か」常に考える。続きを読む

わかるとは何か、ピンとくるとは何かについて理解できる。またわかる＝理解する際の具体的な手法についても記載がある。

自分は人にわかるように説明するのが下手だ。でも、そもそも「わかる」ってなんだ？と思って読んでみた。自分の「わかる」状態を言語化してくれ、あぁそうだなと腑に落ちた。また、「わかる」の延長線上に「気づく」…があるのかと感じさせてくれた。技術者としても人としても大切にしたい感覚を教えてくれた本。続きを読む

「わかる」について頭の中の作業を言語化して解説

「技術の創造と設計」の方が詳しいが、より簡素にまとまっていて読み易い。
創造は日々の活動から生まれるとのことで、アウトプットのすすめとして見学記や日記…の一部も載せている続きを読む