【感想】常識として知っておきたい 世界の三大宗教

歴史の謎を探る会 / KAWADE夢文庫
(24件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ymmtdisk

    ymmtdisk

    三大宗教の基本、歴史がわかりやすく書かれていてよかった。

    各宗教を信仰している人に接するとき気をつけるべきこと(宗教上やってはいけないこと、食べてはいけないものなど)が知りたくて手に取ったんだけど、それについての詳細、比較はなかった。続きを読む

    投稿日:2020.03.05

  • m0-0

    m0-0

    成り立ち、指導者、それぞれの信仰や宗派など「これってどうなんだろう?」と普段から疑問だった点を非常に上手くまとめてくれています。一つの題材の中で三つの宗教を連続して扱ってくれるので、比較もしやすく飲み込みやすいです。 読み終えてみて、たった224ページでこの情報量か!と驚きました。続きを読む

    投稿日:2019.10.23

  • Chocolatte

    Chocolatte

    このレビューはネタバレを含みます

    仏教、キリスト教、イスラム教を取り上げている。本書を読んで、強く感じたことは次の2点である。
    そのひとつは、宗教というのは、より良く生き、より良く死ぬための先人達の知恵の集積であると思っているが、その宗教を、日本人はいかに簡略化し形や中身をを変えてきたか、ということである。8万4千もあるというブッダの教え、あるいは3千あるといわれる仏教の経典の内容は、一般の日本人は知らない。しかも、例えば浄土真宗では「戒律を守らなくても極楽へ行ける」「阿弥陀仏の力を信じるだけで救われる」と説く。同じ浄土系の時宗では「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで極楽往生できるという。さらに真言宗は(秘密の教義や儀礼が師から弟子へ口伝によって伝授さる神秘的な宗教であるにも拘らず)「遺骨の一部を高野山に納めれば間違いなく浄土へ行ける」と説いたという。このような日本の仏教は、キリスト教や、イスラム教と比較してみると「果たして宗教なのか」とさえ思ってしまう。このあたりの日本人の宗教観については、芥川龍之介の『神々の微笑』を読んでも面白い。
    もうひとつは、イスラム教に対 する偏見のない理解が必要だ、ということである。イスラム教は、明治時代になってから、キリスト教国を通して日本に伝わっている。つまり、敵対的な視点から理解している可能性が高い。本書によると「イスラム教徒は、キリスト教徒を神から経典を授かった人達として仲間として扱っており、敵とはしてこなかった」という。さらに、他の宗教と違って「科学的な態度を貫いている」、「民族、国籍、性別、社会的地位に関係なく、全ての人に自人慈愛を与えてくれる」宗教だという。イスラム原理主義運動については、「暴力とは無縁のイスラム社会内部での自浄を求める運動である。イスラム教徒以外の人々に攻撃を与えるような考え方は、そこにはない」という。しかし、「イスラム教には、弱者救済、平等の思想」が強いがために、多くの貧困者を生み出した某自由主義の国に対する敵対心が生じたのだろう。イスラム教は、もちろんテロを正当化しない。
    いずれにしても、グローバル社会の中では、国際社会の根底を形作っている宗教をできるだけ誤解なく理解することが大切だ。そして、日本文化を形作った、神道、仏教について、いちど振り返ることは、日本人としてのアイデンティティ―を確立する上で必要なことだ。これらの意味でも、本書が有益であることは間違いない。

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    投稿日:2017.04.29

  • びあしん慶次郎

    びあしん慶次郎

    世界の三大宗教について知りたくて読書。

    多くの日本人は自分は無宗教だと思っている。しかし、世界的に見ると日本は仏教国か神道の国だと認識されている。サウジアラビアでは入国書類に宗教を書く欄があり、無宗教とすると入国拒否されるとか。それほど宗教と人は密接にかかわっている。

    特に日本は戦後教育や近年のカルト問題で宗教についてのアレルギーが強いと言える。

    身近な仏教ですら知らないことが多い。
    タイとかかわることも多いので、上座部仏教については知識として知っておきたいところ。

    仏教の三法印は、今回初めて知った。
    諸行無常、諸法無我、涅槃寂静の3つ。

    日本から心理的な距離が遠いイスラムについてももっと学び、正しい基礎知識は知っておきたいところ。

    最近、宗教離れが進むと言われるヨーロッパだが、ヨーロッパのあらゆる歴史、芸術、文化に宗教が絡んでいる。キリスト教を理解せずにヨーロッパの成り立ちも現状も理解できないと思われるので重要。

    そう考えると世の中まだまだ学ぶことが多い。

    ドイツやアイルランド、オランダの大聖堂へ行くとカトリックやプロテスタントではないが、敬虔な氣持ちになり、見えない神に祈りたくなる。その心理は不思議だ。

    無主教に近くても日本人は目に見えないものに祈る、願うとうい感覚は理解できる。

    読書時間:約1時間20分
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    投稿日:2015.12.06

  • majik0825

    majik0825

    仏教・キリスト教・イスラム教のそれぞれの成り立ちや基礎の思想、信仰の仕方など分かりやすくまとめられていたので楽しく読めた。時間が余ったときに読むのがオススメ。 かいつまんで説明してるので、興味を持った部分を自分で調べて掘り下げるのも面白いかも。続きを読む

    投稿日:2015.01.26

  • hacchan320

    hacchan320

    歴史を学び宗教が与えてきた影響から宗教について一般的な知識を得ようと思い手に取る。

    世界の宗教の違いやどのように成立してきたかをまとめてある。
    わかりやすい。

    キリスト教を中心に比較してみる。

    世界を神がつくり、イエスはその預言者である。ユダヤ教との違いは、旧約聖書には世界がどのように作られたかを記載してるのに対して、新約聖書はイエスの普及について書いてある。ユダヤ教はイエスを認めずにキリスト教と分離したのだが、その理由は律法を厳しく重んじるユダヤ教にとって、形式を守らずがむしゃらに人々のためになろうとしたイエスは認めなかった。

    イスラム教はイエスを預言者のひとりであるとし最後の預言者ムハンマドが開祖であると認識している。
    それに対してキリスト教ははいそれと認めることもなく、エジプト半島を中心に勢力を拡大することも背景にあり、現在の対立状態にある。

    またイスラム教は近代化に賛成したスンニ派と反対したシーア派に分かれる。

    細かい知識がたくさんあるので体系的にまとめるのが難しいです。笑

    とにかく、基本的なことは書かれていてわかりやすいです。
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    投稿日:2013.11.10

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