0
あさぎり夕, 今市子 / 集英社コバルト文庫 (3件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
aries
したたかに酔った時は記憶をなくす上に何か抱えられるものを持ち帰ってしまう癖のある雅樹が昨夜持ち帰ったもの(物ではなく人)は、雅樹がかつて裕福な家の子だった時に家庭教師をしていた4つ上の周だった。しかし…、当時雅樹は周に対して好きという気持ちが高じて嫌がらせに近いことをしていて、周が雅樹を恨みこそすれ、雅樹に対して微笑みかけるようなことはないはずなのに、起きて目の前にいる周は執事の格好をしていて雅樹に仕える、という。訳が分からないうちに周は消えてしまい、、。 傲慢な金持ちの子供であった雅樹はしかし、周の家庭教師のお陰で人間としての最低限のマナー(挨拶、箸使い、目上の人に対する態度など)を身につけることができ、家屋敷がなくなり古い下宿に住まわせてもらって、アルバイトなどでも重宝がられる大学生になっていても、家庭教師をしていた周の事を忘れたことはなく、でも自分のした過去の仕打ちの事を思うと自分からは連絡など取れず、そこへ目覚めたらその周が自分の部屋に居てびっくり。 攻め視線なので、周の気持ちや行動が見えません。雅樹は自分の過去を恥じてるし、どうやって近づくのかな?と思っていましたが、なるほど~でした。 イラストは今市子先生。この方の絵は、良く言えば綺麗、悪く言えば現実味のない絵。あさぎり夕先生は漫画家でもあってご自分でも挿絵を描く作品が多かったものの、最近は諸事情から他の方にお願いすることが多く、あとがきで自分の絵ではイメージが、とおっしゃっていました。確かにこの作品の存在感のない(ほんとはありますが)執事、という現実離れしたシチュエーションには合っているのかな、と思いました。続きを読む
投稿日:2010.02.07
たいこ
今市子の挿絵ということで買いました。 執事のツンデレぶりがかわいかったです。 いいツンデレだった。
投稿日:2010.02.05
Umi
あさぎり作品で今市子挿し絵というのが新鮮。 また微妙な病を取り扱っていますが、気にせず読むしかないでしょう。
投稿日:2010.02.04
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。