【感想】金田一耕助ファイル9 女王蜂

横溝正史 / 角川文庫
(59件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
11
19
19
4
0

ブクログレビュー

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  • りゅうちゃん

    りゅうちゃん

    伊豆半島の南方にある月琴島に住む大道寺智子。
    18歳になった彼女が東京にいる義父に引き取られる直前、脅迫状が送られてくる。
    19年前に起きた智子の実父の変死事件が絡んでいた。
    金田一ということで期待して読んだのですが、「獄門島」や「八つ墓村」と比べるとストーリー展開が遅くまだろっこしく感じた。5人の人間が殺されることになるが真犯人は意外でした。
    19年前に起きた実父の変死事件がキーになっている。大道寺智子を映画化するなら誰をキャスティングするか想像するのも楽しい。
    2024年5月6日読了。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.06

  • おもち

    おもち

    星は3.5くらい

    今作の金田一シリーズはトリックやらを楽しむと言うよりも、人間ドラマみたいなのを楽しむ感じかと。

    「蝙蝠」の意味をあらかじめ知っているかで全ての印象がかわると思う。

    投稿日:2024.04.10

  • ひまわりめろん

    ひまわりめろん

    金田一耕助です
    新年だけに

    やっぱり面白いし
    本当に色褪せない
    びっくりです

    それにしても思うのは古今東西名探偵というものは殺人事件を「防ぐ」のには全くもって役に立たないということです

    もう目の前でがんがん殺人事件起こりますからね
    ひと通り死んでからですから真犯人を告げるのは
    そんでもって最初から怪しいと思ってたとかぬけぬけと言いますから

    おい!っていうね

    特に金田一耕助なんて殺人事件を防げない名探偵としては相当上位にランクしてるんじゃないでしようか

    わざとか!と

    だいたいがあれですから
    金田一耕助の事件なんてどろどろの人間関係が犯行の動機ですからね
    そして真犯人が最後死んじゃうのめちゃくちゃ多いですからね
    色々きれいに清算されるの待ってるフシがある

    そんでもって最後に解き明かす
    遅いわ!
    もうあらかた死んどるわ!

    でも物語としてはそれが面白いのよね
    一番残酷なのはいつの時代も読者なのかもしれんね
    続きを読む

    投稿日:2024.01.05

  • みねこ

    みねこ

    幼い頃にテレビで見た「女王蜂」のストーリーを思い出したくて文庫を手に取りました。
    募る想いと魅入られる人生の窮屈さを感じた一作。
    トリックよりも動機や人間関係の方に味があり、感情や行動、台詞におもしろさがありました。
    文体の視点が映画的で、一人称がなくナレーターがいるタイプ。特別な感情移入する事なく、観客でいることができる作風です。
    やはり私は美少女が好きなので、次は「夜歩く」を読む予定です。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.03

  • ちとせ

    ちとせ

    「月琴島」という美しい名前の島から始まる連続殺人なんだけど、連続殺人の印象より人間関係の細やかさの方に意識が向く。「女王蜂」と評される絶世の美女の主人公は負けん気の強い女性だけれど、若々しい溌剌さと純粋なところがあってタイトルから受けるような毒々しさはあまり感じない。ただ、自分がどう振る舞うかではなく、その人自身の存在だけで周りに影響を及ぼしてしまうところは、女王蜂めいているのかも。続きを読む

    投稿日:2023.08.14

  • tm

    tm

    登場人物がみんな個性豊か。それほどドロドロはしてなかったけど、やっぱり事件はそれぞれの想いが交錯して起こるんですよね~

    投稿日:2023.06.30

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