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松岡圭祐 / KADOKAWA (18件のレビュー)
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総合評価:
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おにけん
2019年14冊目。今回は、血液型別の性格判断が社会的な問題を起こし、美由紀たちがその効果性を否定するために奮闘するという話の流れ。血液型別の性格判断は自分は割と信じている派なのだけど創作とは言え、現…実に性格判断がここまで社会問題化すると、空恐ろしいなと読んでいて思う。その点では良かった。あと、美由紀さんにいい人はみつかるのだろうか。気持ちが通じ合っている嵯峨さんともハッキリ「恋人」という関係にはならなかったし。その点はちょっと考え方が幼すぎるような気がしないでもないなと思う。感想はこんなところです。続きを読む
投稿日:2019.02.09
2006takahiro
「B型になるくらいなら、死んだほうがマシよ!」。血液型性格占いが加熱し、特にB型人間への差別・偏見が広がる中、白血病患者の女性が骨髄移植を拒んだ。日本では最大にして最強の迷信となっている血液型性格分類…に、岬美由紀、嵯峨敏也、一ノ瀬恵梨香が立ち向かう。彼女を救うため、「ないものをない」と証明する奇跡を起こせ。続きを読む
投稿日:2018.06.07
秋川のピエール
お得意のアクションシーンや表情から瞬時に感情を読み解くといった千里眼らしさがほとんど無く、新鮮な感想を持った。ある意味、普通の人として、大きな壁に挑む姿に共感したのかもしれない。普段はこのシリーズは、…現実と思いっきり離れることを期待して読んでいたというのもあると思う。読んでる時に、丁度血液型と性格が無関係であることを、九州大学の縄田先生が証明したことが報じられた。でも、新聞には本当に小さな記事しか見つからなかった。錯覚とはいかに恐ろしいか、学ぶいい機会にもなった。もちろん物語としても面白かったです。続きを読む
投稿日:2014.09.13
りんご花
日本中が血液型ブームで弊害が色々と出てくる話。美由紀さんは今回嵯峨くんのせいか弱く見えました。エリカがいなかったらきっと立ち直れずに嵯峨くんも患者も死んでいたでしょう。血液型云々はなくならないけどひと…まず収束してよかったです。個人的には駿一くんと沙織さんのような恋がしたいですね。続きを読む
投稿日:2013.12.21
rickun
このレビューはネタバレを含みます
単行本も読んだので、再読。 血液型性格分析が進みすぎて、就職差別や社会問題になっている世の中。白血病患者さえ、B型になりたくないからと、骨髄移植をいやがる始末。美由紀が思いを寄せる瑳峨も白血病に倒れ、移植手術ぎり拒む患者が決意を変えないかぎり、自分も手術を受けないと言い出す。瑳峨のためにも、社会の認識を変えようとする、美由紀と恵梨香。 美由紀が美由紀らしくない。でも楽しく読めた。恵梨香との関係が異様に進みすぎているように思った
投稿日:2013.09.11
r1tchie
千里眼クラシックシリーズの第11弾。 血液型性格判断や白血病を絡めながら、いかに不可能と思えたことでも信念を持ってすればかなうと、やや大げさにストーリーを構築して説いてゆく。本作は戦闘機やスーパーカーなどのメカの活躍よりも、人間がどうして根拠のないものを信じてしまうのかといった根源的な問題を物語を通して明らかにしていく。 この人は本当にネタを出し惜しみしないし、スピーディな展開の中にこれでもかと埋め込まれていく蘊蓄を拾っていくのも楽しい。難点はあまりにもアッサリと物事が非常に深刻になり、一方で非常にアッサリと収束していく感があること。しかし、実際に自分がその立場になってみると、案外そんなこともあるかなと思わせられるのが、筆者の力量ともいえる。
投稿日:2013.03.27
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