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結城光流, あさぎ桜 / 角川ビーンズ文庫 (22件のレビュー)
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ヒュナ
このレビューはネタバレを含みます
天狐編第5弾! 天狐編の締めくくりとなる今巻は、うるっとしてしまう この編の子達はそれぞれ悲しい想いを抱えていて、全員が全員悪とは言いきれないなって思う 今巻で特に印象深いのは章子の気持ちと清明様の両親について 章子は現代で言うような恋心と決着 初恋のような想いと嫉妬心と この時代の女性は政治の駒としては扱われてしまうから、どんな理由であれ仕方がないと思うけれど、やはり可哀想と思ってしまう 報われない想いに打ちのめされてしまうけど、それでも彼女が少しでも報われて幸せになることを願ってしまう そして清明様、命が尽きなくて本当に良かった 清明様の母親について明かされた今巻 天狐編で主要な人物である晶霞が母親であるという事実 少しの邂逅だとしても出会えたことが良かった…と 清明様が母と呼び、晶霞が清明と呼ぶ そのひと時でお互いが愛情を感じ大切な存在と認識した瞬間が涙腺がっ! もう出会うことのない親子だとしても、私は2人が出会うことができて本当に良かったと思うんだ
投稿日:2023.09.16
翼
【再読】シリーズ13作目、天狐編5/5。 綺麗にまとまって良かった。じい様も彰子ちゃんも章子ちゃんも。章子ちゃんは本当に不憫だとは思うけど、最後に救われて一安心。昌浩と彰子ちゃんにも進展? こっちは少…しヤキモキするけど、作者の言うとおりこの位のペースがいいのかな? そして若じい様の単行本も読んでるからこそ、じい様と十二神将の関係が響いた。あと名前。今巻のキーワード。救いになり喜びになる、短い呪。 怒涛の、波乱に満ちた天狐編。ボリューミーでハラハラして読み応えたっぷり。とても楽しかった!続きを読む
投稿日:2015.07.28
テイル
凌壽の最期の瞬間、泣きました。 晶霞に見てもらえていた、目玉なんかなくてもよかった。それが分かった瞬間、全てを受け入れたような彼に、胸が締め付けられました。 最新刊も含め、ずっとずっと大好きです!
投稿日:2013.03.24
あや
やー、良かった良かった…。 昌浩を巡る三角関係の結末が、何か少年陰陽師ぽくなくてあらあら、とこ思いつつ。
投稿日:2012.04.15
アト
晴明と晶霞の最後の会話のところは うるっと、きた…!! 少年陰陽師の各編の最終巻では必ず泣かされます 命の危機の3人全員助かってよかったけど、 章子ちゃんが切ないです…。 しかし、後書きでの「殺さないでください、勾陣に一票」には笑った
投稿日:2012.04.05
happymaimai
晴明と晶霞が最後に母と子の会話をする場面が好き。凌壽も丞按も死んで、章子中宮の呪詛も消えて「めでたしめでたし」のはずなのに、章子中宮の気持ちを考えると切なくなる。
投稿日:2011.09.26
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