【感想】愚者と愚者(上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

打海文三 / 角川文庫
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
8
6
3
0
0

ブクログレビュー

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  • hirohisasakai

    hirohisasakai

    このレビューはネタバレを含みます

    裸者と裸者の続き。
    上巻は海人が主人公。
    戦争は終わらないし、昔からの仲間は裏切るし、もうたいへん。

    下巻に続く。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.09.17

  • sota

    sota

    「四百発」
    「そのミサイルを誰に打ち込むの?」マクギリスが訊いた。
    「正面の敵に」
    「正面の敵って誰?」
    「黒い旅団」
    「彼らはたぶん、孤児部隊を正面に押し立てて突撃してくると思う」
    「そのかのうせいはあります」
    「悪夢よ」
    「戦争です」

    最前線で人間の盾になる孤児部隊として育ち司令官となり、そして長くだらだらと続く戦争を終わらせるため指揮を執る中で、相対する敵の人間の盾である孤児部隊を殲滅しなければならない矛盾とどう折り合いをつけたのか?そこをもっと描いて欲しい。
    続きを読む

    投稿日:2013.12.31

  • hyoshi52

    hyoshi52

    「愚者と愚者」上巻。野蛮な飢えた神々の叛乱。今回は海人率いる孤児部隊がメインなお話。武力勢力「我らの祖国」「黒い旅団」の性的差別に対する戦いが繰り広げられるが、海人配下の孤児部隊にも陰謀が。。海人の戦友である孤児部隊との友情や、相変わらず女性にモテる海人の行動に惹きつけられる。たくさんの武力勢力が出てきて混乱することもあるけど、この独特な世界観は魅力的。下巻に進みます。続きを読む

    投稿日:2013.03.21

  • oztaku

    oztaku

    前作の「裸者と裸者」の下巻を図書館で予約したが、まだこなかったので
    先に「愚者と愚者」を読むことにした。

    主人公の海人は淡々と戦争をやってのけるが
    それでも彼が残虐な人間には見えない。
    彼の行為は自分とその仲間たちが
    生き残るための選択の結果であり
    戦争の真っ只中では当然の行為だ。
    戦争とは無縁な世界で生きている我々は
    今までの人生で「生きる」為の選択を
    何回したのだろうかと、ふと思ってしまった。
    続きを読む

    投稿日:2012.04.08

  • shurimp

    shurimp

    上巻は、前作と同じく、佐々木海人が主人公。
    大人になり、軍人としての成長を遂げたが、戦争はまだ終わらない。
    新勢力との闘争、治安の悪化、差別、反乱、虐殺…

    司令官としての立場と、一人の人間としての立場の狭間で、悩み、苦しみながら、決断を下し、自分の本心と折り合いをつけていく過程が、絶妙。

    何があっても守らなければいけないもの、それを私は守れるだろうか?






    下巻でどんな展開になるのか気になる…
    続きを読む

    投稿日:2012.03.06

  • takuyakubo

    takuyakubo

    セックスマイノリティと戦争の話。

    「暗い・気持ち悪い・残酷」そう感じるのに
    (性差別や偏見ではなく内容や全体の空気)、
    不思議と爽快感が得られる。

    読む人を選ぶかもしれないがけど、俺は好き。

    投稿日:2012.01.21

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