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森絵都 / 角川文庫 (287件のレビュー)
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sagami246
飛び込み競技のシドニーオリンピック代表を目指す中学生・高校生ダイバーの物語の下巻。シドニーオリンピック選考会が物語の中心であり、競技会の描写だけで、下巻の半分を占める。 上巻の感想でも書いたが、飛び込…み競技のルールを知っている人は少ないと思う。私も知らなかった。しかし、この物語を読み進めていくうちに、それが理解できるようになる。飛び込み競技は、予選を勝ち抜いた選手たちが決勝で10本の演技を行う。その10本の演技を審査員が採点し、その合計点で勝敗が決まる。ただ、採点ルールはシンプルではなく、演技に用いる技に難易度が数字としてつけられており、採点による点数に、その難易度の点数がかけられて1本の演技の点数が決まる。だから、後半に難易度の高い技で高点数を得ることが出来れば、前半で出遅れていても逆転が可能なルールとなっている。 そのあたりのルールもうまく活用しながら、選考会の模様が細かく描写されていく。それは、なかなか面白い。 この選考会時点で、主人公たちはまだ中学生であり、高校生だ。飛び込みの選手寿命はまだ長いはずなので、続編を書いてもらえればとも感じた。続きを読む
投稿日:2024.04.13
きつねねこ
面白すぎて先が気になりすぎてあっという間に読んでしまった。知季、飛沫、要一3人ともすごく個性的で魅力的で全員幸せになってほしくて後半は心配しながら読んでたけど、とっても良い終わり方だった!出てくる人全…員が不器用だったりから回ったりしながらも素敵だった。続きを読む
投稿日:2024.03.07
Pchan
一言で言うと面白かった! 初めてスポーツ系の小説を読んだ。 上と下と続けて読んで、改めてスポーツっていいなぁと思った。 青春も詰まってるし、自分の人生をかけて1つの事に熱中して頑張れるってすごく素敵…だと思う! 自分も学生時代に熱中できるものを見つけてたらなと、熱中して頑張れる強さを羨ましく感じた。 元気も勇気も貰える1冊!続きを読む
投稿日:2023.12.28
びん
直に高飛び込み競技を観たことがない。 テレビででも、ずいぶん昔に競泳の空いた時間にチラッと放映された映像を観たくらい・・・。 もちろん、競技規定も技も知らない。 それでも、練習や試合場面では、プールサ…イドや10mの飛び込み台から見ているような気分になり、オリンピック出場をかけた試合では得点と順位が出るたびに一喜一憂していた。 「若ければダイビングクラブの門を叩いていたかもな〜。」と思うほど高飛び込みに魅せられた。(^_^)v 東京オリンピックでは、この競技にも注目したい。続きを読む
投稿日:2023.04.29
かものはし♀
夜更かしして最後まで一気に読んでしまいました。気づいたらすっかり選手3人のファンになってしまっている自分がいて、試合シーンは全員応援しながらハラハラしながら読み進めました。とっても爽やかで、心が晴れや…かになる素敵な本に出会えてよかった!続きを読む
投稿日:2023.04.08
くりくん
オリンピック選考会の表現。各章ごとにダイブの採点結果を出す方法が、特別な臨場感を出していて良い。何となく次ページを手で隠していた。 最後のダイブ、要一の完璧ダイブ。飛沫のスワンダイブ。知季の4回転半。…上下巻ともに、ここに全てが繋がっていた。面白い!続きを読む
投稿日:2023.04.02
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