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岩井恭平, るろお / 角川スニーカー文庫 (3件のレビュー)
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キじばと。。
若くして、赤瀬川財団のトップを務める少女・赤瀬川七那(あかせがわ・ななな)が、「むしばね」のアジトを訪れ、「虫憑き」の派遣ビジネスの構想を語ります。「むしばね」のリーダーとなった詩歌は、行方不明となっ…ている協力者の宗像槐路(むなかた・かいじ)を見つけ出すことを条件に、七那との交渉をスタートすると約束します。その後七那は、経済界を動かす12人のメンバーたちが集結する「円卓会」に乗り込み、宗像の行方をさぐりあてます。 さらに七那や宗像たちの前に、サザビィと名乗る男が現われ、「α」と呼ばれる始原の「虫憑き」をめぐるオークションの開催を告げます。かつて「魔法使い」と呼んでいた鬼道(きどう)ツカサという「虫憑き」を慕っていた七那は、みずからの手で「虫憑き」の謎を明らかにしようとして、オークションに参加することになります。 今回は、ビジネスの世界に生きる七那が主役を張っているということで、これまでとはかなり趣向の異なる内容になっています。経済界の大異変と「虫憑き」とのかかわりが示唆されており、意外にもスケールの大きな話になってきましたが、著者がどのように結末をつけることになるのか、期待したいところです。続きを読む
投稿日:2018.08.21
mixnuts
ちょっと毛色が違ってきたかと思わせて、核心へと進んでいます。 経済の話ではなく、人の話に行くんですね。 初めてのムシツキは何を語るのか。
投稿日:2011.01.28
鈴
初めて虫憑でない赤瀬川七那が主人公に。 今までの戦闘や虫憑であるが故の悲哀が描かれることが少ない代わりに、物語の核心にかなり迫った。 前の巻からだいぶ時間が空いてしまったので、思い出しつつ読んだけど…、キャラクターが増えてきて把握し切れていない人も多々…。 ストーリーの筋が大体わかっているけど、次巻がでるまで覚えておけるか…。続きを読む
投稿日:2008.11.18
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