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山本博文 / 角川ソフィア文庫 (3件のレビュー)
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shilvio
鬼平犯科帳の鬼平こと長谷川平蔵や周りの旗本たちの昇進について、コネや派閥に依存したことが書かれている。 仮に大抜擢となってもその後ろ盾がなくなると、もとのコネ・派閥依存に戻ってしまうのは、人類永遠のし…きたりなのか。(HPの日記より) ※2008年購入 2008.3.12読書開始 2008.3.29読了 2008.10.12売却済み続きを読む
投稿日:2021.08.24
のり
庶民に愛された長谷川平蔵がなぜ町奉行になれなかったのか?松平定信の真意、ライバルたちの暗闘を寛政期の史料から読み解く。(2002年刊、2007年文庫化) ・プロローグ 「よしの冊子」が明かす寛政期の旗…本たち ・第一部 「鬼平」長谷川平蔵と好敵手たち ・中休み 「好色将軍」家斉と乳母問題 ・第二部 森山孝盛と武士の出世 ・エピローグ 平蔵とその好敵手たちの「その後」 ・あとがき 2015年新書版を再読。(目次を見ると、一部分修正されているようである。挿絵も削られている。) 本書は週刊現代の連載をまとめたものであり、大変、読みやすい内容となっている。文庫化にあわせてタイトルが修正され、名は体を表すものとなっている。 副題は「鬼平と出世」。全体の構成をみると、鬼平はページの半分位であり、残りの大半は同時代の旗本森山孝盛を扱っている。森山の記録により、立身出世のための猟官活動の実態を知ることが出来るのが面白い。 初鹿野河内守、松平左金吾、池田筑後守など、歴史に埋もれた名奉行(等)達の業績を知ることが出来る。 雑誌連載という性質上、参考文献の記載が無いのが残念。続きを読む
投稿日:2015.10.04
塩ぽん
旗本は昇進する度に、上司を招いて接待をする慣例があったなど、知られざる歴史の裏側を、わかり易く解説しています。羊羹ひとつで大問題に発展するなど、面白いエピソードもあります。そんな羊羹、食べてみたい。
投稿日:2013.07.16
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