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上野正彦 / アスキー新書 (8件のレビュー)
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stratton
長年の監察医としての経験と、法医学の立場から 実際に起こった事件を解き明かした一冊。 一般に広く信じられている方法ではヒトはなかなか 死なないことや、死体の色の変化、ファイティング ポーズを…とる焼死体など、興味をひく内容がてんこ もりで続く。 ただ、事実と推測が混在しているところがあちこち にあるので、一部説得力に欠けていたのは残念。 そういう意味では、映画や劇画に登場する死体や、 死に方をいちいち分析してみせたところは、そんな 混在もなく、純粋に面白かった。 そんなことして大人気ないんでは、という気もしない ではないけれど、分析の大真面目さが楽しい。 『羊たちの沈黙』の死体はニセモノで、『セブン』の 死体はホンモノだと断じたかと思えば、『あしたの ジョー』の力石徹の死の本当の理由を推測したり、 ジョーは生きていると断定したり。 ところで、この新書、各章の見出しの文字がでかい。 普段そんなことは気にもならないが、今回ばかりは 見出しが刺激的で、電車の中ではちょっとだけ周りを 気にしながらの読書となった。 例えば「酒鬼薔薇聖斗事件-切断された遺体が語る もの」、「秋葉原通り魔事件-短時間での無差別殺人」、 「足立区首なし死体事件-死体は簡単に燃えない?」続きを読む
投稿日:2018.11.18
kiwi
怖いもの見たさだったけれど、なんか変な本を読んでしまった。「死因」についてずらっと羅列するのだけれど、淡々としすぎてて、ほとんど印象に残らない。なんか定食屋のメニューを眺めている気分になった。 著者は…30年で2万人の検死をしたそうだ。平均1日2人近く。それだけの人の死に立ち会っていると、こんな感じになるんだろうか?続きを読む
投稿日:2017.12.12
工藤恭悟
前に読んだものと内容はほぼ同じ。死者の死因を解明すれば法医学者の仕事は終わりではない。数分の死亡時間の差が遺産問題を引き起こし、当たらな恨み、怒りを生み出す。だからと言って情で解決できるものでもなく、…判断が難しいところだ。続きを読む
投稿日:2017.12.10
saga-ref
『死体を科学する』の後に読了。ネタ的に重複する部分があるが、逆に本著が死体の死因の解説本だと思えばよい。
投稿日:2017.09.07
マタン
こちらはまじめな本。 死体を~はおふざけが過ぎましたね。 だけれどもこの本はまじめです。 驚かされるのは そばアレルギーに関する死因。 そう、よけていても身近なところに アレルゲンは存在するのです!… そう、そばとつくあれです。 寝るときのあれに使われてます。 そして電車の轢死の 種類にもいろいろとあるということ。 つぶれてしまう死に方と そうではない死に方があるのには おどろかされました。 ただ、気分悪い日に読んではだめですよ。続きを読む
投稿日:2010.11.08
kamawi
ひたすら死因についての本。サクサク読めて面白い。 青酸カリ、首つり、飛び降り、凍死などなど、 小説・漫画などでよくある死に方は、そもそもこーいうプロセスを辿って死んでますよ、という本。 意外と知らなか…ったので「へーえ」「ふぅーん」の繰り返し。 これぞまさに雑学、暇つぶし本(ほめ言葉)。 1つ1つの章が短いので、仕事や移動の合間合間に読めるのも嬉しい。続きを読む
投稿日:2010.11.01
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