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五條瑛 / 徳間書店 (12件のレビュー)
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総合評価:
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縹リツ
“「誰に何をぶつけても、あなたが失ったものは戻ってこない。もっとたくさんのものを失うだけよ」 「自分を救えるのは自分だけ。他人じゃない」” 昔、言われたよね。「あなたみたいに皆強くないの」って。最初か…ら強かったわけじゃないんだけど。強くならざるを得なかったんだけど。そして言うほど強くないんだけど。続きを読む
投稿日:2021.01.26
湯島檸檬
初めてこちらの作家さん読みました。 良かったです。 他の作品も読もうと思います。 東南アジア貧困の人を救おうと理想を掲げた島が 現実の資金繰りに困り犯罪に手をだす。 Kpopの様な多国籍のグループ、…日本の富んでいるはずなのに希望を失ったり単に日々を過ごす若者たち。 主人公もその日本の中の一人。 謎の美女J。 それらの人々か交差しながら物語進んで行きました。続きを読む
投稿日:2019.10.06
右城舞
あらすじ:人生の生きる指針を見失った浪人生である主人公が偶然怪我をした女性を助ける所から物語は紡がれる。彼女は名前を「J」とだけ残し、彼の元を去ってしまう。Jとは一体どんな存在なのだろうか?また彼女が…ほのめかす人生の再出発地である「島」とは何か? 謎と憎しみが交差する本格サスペンス 楽園なんて人々が生み出した幻想 だがそこでしか生きられない人が確かに存在する 「誰に何をぶつけても、あなたが失ったものは戻ってこない。もっとたくさんのものを失うだけよ」 それは断ち切れない憎しみの連鎖 「もしかしたら、わたしたちの一番大きな過ちは、救いを自分以外に求めたことだったのかもしれない。自分で自分を救う道を模索しなかったツケが、いま廻ってきたのよ」 それは死を覚悟してようやく辿りついたJの真理 身売りという残酷な過去を持つ者がテロに加担し 希望を見い出し始めた主人公の前に立ち塞がり、 夫に裏切られとてつもない憎しみに駆られた妻が犯罪に加担し、皮肉にも夫の凶行を阻もうとする 完全な被害者・・・完全な加害者は存在しないし その関係は複雑怪奇として入り組んでおり、あっさりと覆されてしまうということを深く理解させてくれる作品 鬱を通り越して何だか人生の悟りに触れているかのような感じだった 久野さんを知るためにもぜひ読んで欲しい 「教えてくれ、誰が・・・何の権利・・・があって」 ソコニラクエンハアルノダロウカ? そんなものすべて人間のエゴだと この本を読んで思った続きを読む
投稿日:2011.01.19
ogwbook8723
このレビューはネタバレを含みます
日本人の考え方、昨今の冷たさに憎みを置いた感じ。最後は展開が早すぎた。もやもやしたところはもやもやのままなのでスッキリしなかったけど、面白かった。このテのお話は好き。 物語はジェイという女性を中心に、2人の男性(秋生と時津)の人生の歯車が狂う。 ジェイは“島”から“兵士”のスカウトに日本に潜り込んだ。秋生は街で偶然ジェイと出会い、その後も何度かジェイを見かけるようになる。しかし、ジェイを見かける場所は決まってテロが起きている。ジェイとテロと島の関係に不審を抱きつつも、秋生は何も行動できないでいる・・・。日々のストレスから厭世的になった時津はジェイにスカウトされ、家庭を棄てて島に行き、兵士となるが・・・。
投稿日:2011.01.12
まるか
内容(「BOOK」データベースより) ジェイ―誘惑者、テロリスト。彼女と出会ったとき、少年の野性は目覚めた。サスペンスと青春小説の美しき融合。 (借)
投稿日:2009.12.11
ゆかり
五條さん!!って感じの本。 ジェイ、島にスカウトする女。強くてカッコイイ、でも何か寂しい人。 「もっと強くなりなさいよ。このままじゃ、つまらないわ。仲間に誘うことすらためらわれてしまうじゃない」ってカ…ッコイイな〜秋生はジェイと出会ってものすごくいい方向に変わったけど、秋生と出会って、ジェイも何か変われたのかな? でも、ジェイがどうなったのか、秋生がどうなるのか…続きが出るといいなぁ。続きを読む
投稿日:2009.07.15
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