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田中ロミオ, 戸部淑 / ガガガ文庫 (15件のレビュー)
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eirain0320
『人類は衰退しました』第5巻。 『妖精さんの、ひみつのおちゃかい』 "わたし"が調停官として赴任する前、人類最後の教育機関である<学舎>で過ごした日々を描いたお話。心を閉ざしていた"わたし"が、どの…ような経験を経て今の"わたし"となったかを知ることが出来るエピソード。「"わたし"の心の成長物語」、そこには妖精さんの存在があり―――。 『妖精さんたちの、いちにちいちじかん』 「現実世界がゲームの世界に!?」表示されるステータス画面にコンフィグメニュー、ひとり増えてしまいそうな味わいの"しいたけ"、里を襲うはス○ース・イン○ーダー!?妖精さんの不思議アイテムが引き起こす大混乱劇!"This is DOUWA SAIGAI !!" どちらのお話も楽しめたが、推したいのはやっぱり『ひみつのおちゃかい』の方かな。<学舎>時代からずっと、"わたし"と一緒に居てくれていた妖精さん。ラストの"おちゃかい"のシーンは、心温まるもちょっぴり切なく、読後の余韻が素晴らしいものだった。 「まだ、さびしい?」 「いいえ」わたしの答えは決まっていました。「頭の中で、いつもお茶会が開かれているようなものですから」(p176) (あと、p127挿絵の、"わたし"の小馬鹿にした表情が好き過ぎる!)続きを読む
投稿日:2023.12.17
Beluga0617
学舎時代の過去編と、世界のドット化現象。 突然ストパーになったのは過去編だからだと思ったら、絵師が違うのですね。 [ひみつのおちゃかい] 大切な過去編で妖精さん成分は薄め。 というか、関わり具合がい…まいちよくわかりませんでした。。。 親友となったYは今後も出てくる気がします。 [いちにいちいじかん] ドット化して、家が消えるなど童話災害が発生した話。 ワンパク質は面白い命名で。 妖精さんの描画レベルは上げちゃだめです。見れたものではありません。。。 残機が99あるのは今後何かに役立つのかね?続きを読む
投稿日:2022.04.15
あまり
わたしの過去回&妖精さんたちのシークレットグッズ回。妖精さんのいる世界は、4次元、5次元に展開し、相変わらずしっかりSFしています。ちょっとダークなわたしの過去もさもありなん。妖精さんだって見た目ほど…無邪気ではないのかもだけど、やっぱり目の前に現れたら一緒にほんわかしてしまうのじゃないかなw続きを読む
投稿日:2020.10.20
palebluedot
「それは、たやすいねがいです?」 人類は衰退しました、その5冊目。 待望の過去話の登場で、大増ページでお送りします。 まだ9歳の子どもだった「わたし」の、学舎での回想なお話、「妖精さんの、ひみつの…おちゃかい」 と、 なぜか(もなにもないですが)世界がドット絵になってしまった「妖精さんの、いちにちいちじかん」の二本です。 ひみつのおちゃかいは、いかにも最終回って感じですが、子ども特有のさみしさが語られていてしっとり読めます。 期間も10年ほどを中編で駆け抜けるので、卒業やラストシーンでは長い時間を感じてしんみり。 今までとはかなり毛色が違いますが、このお話は好きです。 「クリケット」の小ネタも好き。 二話目で通常進行に戻ってるので安心です(?) 「不条理レベルが低いと、どうなるんでしょ?」 「しりあすになる」「すとーりーがくらくなる」「きれいごとがなくなる」「しゃれですまなくなる」「ばくはつおちでほんとにしぬ」続きを読む
投稿日:2019.08.25
読生
で、結局黒幕だったのだろうか、そうではなかったのだろうか。 あの性格からするとやっぱり黒幕? まあ、そんなことはどうでもいいのかもしれません。 昔から妖精さんとの親和性が高かったんだなあ。 ドット絵が…非常にいい感じです。続きを読む
投稿日:2018.12.17
こうもり
私ちゃんのおツライ人生の一部。Yとの馴れ初めが良かったです。裏表なく話せる人が一人いて、私ちゃん良かったなあと親戚のおっちゃんのように微笑えましく読んでました。オチは、なんか、すごい。妖精さんのぶっと…び具合が凄いなと思いました。続きを読む
投稿日:2017.01.01
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