【感想】この血の果てに

月上ひなこ, 奈良千春 / 幻冬舎ルチル文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
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7
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ブクログレビュー

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  • mamimu

    mamimu

    読みやすいし面白かったけど、後半の展開に「ええっ!?」と思わず声を上げそうになった。
    読後感は微妙な気持ちに(笑)

    投稿日:2022.09.21

  • pompom123

    pompom123

    大学生の木下葉月は、アパートの火事で家をなくし、頼った友人宅にもいられず一夜を外で明かす。
    風邪で倒れた葉月を看病してくれたのは、日本画家・一ノ瀬蒼。
    蒼の家に居候することになった葉月に、蒼は絵のモデルを頼む。
    やがて蒼は葉月に執着し始め、葉月も蒼を受け入れ関係を持つ。
    しばらくは蜜月が続いたが、急に蒼が葉月を突き放し…。
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    投稿日:2014.03.02

  • sayuri

    sayuri

    このレビューはネタバレを含みます

    近親相姦もの…でしょうか

    月上さんにしては、重めのお話です
    ねっとりとしたエロには奈良さんの挿絵がピッタリですね

    重く暗いハッピーエンドです

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.11.24

  • きっかっちょ

    きっかっちょ

    これは凄く好きなお話でした。
    内容的にはタイトルを見ればピンとくる人は多いと思うけれど、歳の差CPのうえに……。主人公の少年と、彼を傍に置く男の関係が単に繋がっているじゃだけじゃなく、まさにタイトル通り「果て」なのかと解るまでの苦しさとか切なさが堪らない。
    わたなべあじあさんの「鈍色の花」を読んだ後だったので、ダブル効果w
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    投稿日:2011.08.02

  • komopy

    komopy

    ザ・背徳感!めちゃくちゃ萌えました。

    逃げても逃げてもまとわりつく業の深さに、とうとう観念した蒼でしたね。
    失った愛を消し去るため、節操の無い肉体関係を繰り返す蒼の心を初めて動かした相手が、意識を失って路上に倒れていた葉月です。大学生になって上京したばかりの葉月は、不測の事態が重なって住む場所をなくしていたのを蒼の好意で居候することに。
    そこで蒼と女の情事を盗み見てしまったのがきっかけで、二人は急速に体を重ねあう関係になってしまいます。

    二人の濡れ場がハンパなくエロ。年の差がかなりあるのもいいし、蒼がノンケだけど恋愛経験豊富で手馴れてるのもいいし、乱れた女性関係を気にして嫉妬してそれでも離れたくないと思う葉月の揺れる心も切なくていい。
    どんどん互いに溺れていく様子がものすごーく萌えます。

    なのに、そこから一気にどん底。胸が引き裂かれるような展開です。わけもわからず突き放されてしまった葉月の悲嘆が、読んでいて辛かった…蒼が手のひらを返したように葉月を扱うのにはかわいそう過ぎで。

    葉月には辛すぎる蒼の態度でしたが、その後の開き直った葉月の行動に溜飲が下がりました。一緒に地獄まで堕ちる決意もできたことだし、容易ではないこれからがあるとしても、このラストは正解だったと思います。禁忌な関係に激萌え。

    奈良千春絵師のイラストが素敵でした。でも、若手の日本画家で着物着てる人いないです。皆、ふつうに適当な格好です。まあ、いたらいいなと思うけど。
    続きを読む

    投稿日:2011.07.28

  • 白薔薇

    白薔薇

    初めて読んだ作家さんですが、会話もテンポがいいし言葉が簡潔で分かりやすかったです♪
    火事でアパートから焼けだされて、友人宅に居候していた葉月はある夜、友人に抱かれそうになり、着の身着のままで飛び出す。ふらふらしていたところ、偶然通りかかった蒼の車と接触して意識を失いそのまま蒼の家に身を寄せる事に。。。
    蒼は日本画家でひっきりなしに女がやってきては身体を繋げる、ジゴロだそうです。女が来る時は和服なのも艶っポイ。また、奈良さんの絵が色気が壮絶で言う事ありません。
    そんな自分にも他人にも執着しない蒼が一緒に暮らすうちに葉月に夢中になっていたのに、蒼の暗い過去が偶然目の前に突きつけられた途端、手のひらを返したように葉月に対して冷たい態度を取っていく。
    二人を繋ぐものの業の深さは言いようがありませんが、それでも狂った血でも一緒に居たいという想いはよく分かりました。
    過去は捨てたつもりでも、ある日突然に顔を出すんですね〜
    面白かったです、とても。
    続きを読む

    投稿日:2011.06.20

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