【感想】鬼平犯科帳(十八)

池波正太郎 / 文春文庫
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
1
9
6
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ブクログレビュー

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  • カイ

    カイ

    「俄か雨」細川、嫁を貰う
    「馴馬の三蔵」久々の粂八
    「蛇苺」ねえ……ねえったら……
    「一寸の虫」お疲れ様仁三郎
    「おれの弟」敵討をやってみた
    「草雲雀」細川、手柄を立てる

    投稿日:2023.04.24

  • iyoharuka13

    iyoharuka13

    大恩ある盗賊の娘が狙われている。密偵の仁三郎は平蔵に内緒で非常手段をとった。しかし、待っていたのは死であった。盗賊上がりの部下を思いやる「一寸の虫」ほか佳篇五作。
    個人的には、小房の粂八の葛藤と平蔵の優しさが滲み出る「馴馬の三蔵」がお気に入り。平蔵に命を預けた密偵たちだが、裏切れない人や絶対守らなければいけない人が存在して当然である。その時の選択する事の辛さ足るもの、読む側も胸が締め付けられる。夕闇のラストシーンは、シリーズ屈指の名場面のひとつである。続きを読む

    投稿日:2021.03.23

  • あやごぜ

    あやごぜ

    鬼平犯科帳 (18)

    何ともやりきれない結末の「一寸の虫」。苦悩する密偵の仁三郎が“なあんだ、これでいいじゃねえか・・”と出した結論が哀しすぎて、彼がどれだけ精神的に追い詰められていたのかと思うと胸が痛みます。
    「馴馬の三蔵」でも密偵・粂八が苦しんでいました。彼ら密偵の方々は“過去”があるだけに辛い部分がありますよね。
    第一話「俄か雨」と第六話「草雲雀」はリンクしていて、どちらも細川同心が登場します。イマイチ頼りない彼が今後どのように成長するのか見守りたいです。
    続きを読む

    投稿日:2020.06.11

  • yappinkun

    yappinkun

    馴馬の三蔵
    小房の粂八は盗賊だったとき恩のある馴馬の三蔵に逢う。世話になった三蔵を売ることは出来ぬ。迷う粂八。
    平蔵に隠したまま、三蔵の一人ばたらきを見守る粂八。しかし、結局、三蔵は死んでしまう。一件落着となった際、粂八に対し平蔵は、
    『お前と三蔵との間に何があったか、それは、知らぬ。なれど‥‥』
    『口に出しては、味ない、味ない』
    夕闇のなか、粂八は、男泣きに泣いている。
    何も聞かぬ平蔵。
    読んでいて、映像が浮かんでくるよう。グッとくるなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2020.05.12

  • chita

    chita

    俄か雨
    馴馬の三蔵
    蛇苺
    一寸の虫
    おれの弟
    草雲雀

    「俄か雨」同心 細川峯太郎が登場。
    「馴馬の三蔵」古株の密偵 粂八でも平蔵に後ろめたいことがあると平常では居られないものなんだな。
    「一寸の虫」密偵 二三郎、亡くなった伊三次に代わって長く活躍するかと思っていただけに残念。
    「おれの弟」終盤の平蔵の処置に驚き。今までも上に揉み消され苦い思いをした案件もあっただろう。こちらとしても救われる気持ちになった。
    「草雲雀」同心 細川が勘定方から異動になり初手柄。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.02

  • 読生

    読生

    「長谷川平蔵である!」が決め台詞になることもあれば、相手の警戒心を煽るだけの結果になることもある。
    それでもついつい叫ぶ平蔵さん。
    しかたないね、正々堂々名乗らずして何の侍かって感じよね。
    でも、敵討ちか…。続きを読む

    投稿日:2018.04.03

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