【感想】オール・アバウト・セックス

鹿島茂 / 文春文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • キじばと。。

    キじばと。。

    フランス文学者である著者が、古今東西の性にまつわる本を紹介した本です。

    一つひとつの話題についてはそれほど掘り下げられているわけではないのですが、これだけ性にまつわる広い分野を渉猟していることに驚かされます。著者自身はSでもMでもなくいたってノーマルだと述べていますが、性についての興味を完全に知的関心へと昇華して、世相の一面としてとらえなおそうとする姿勢が顕著なのはそのためでしょうか。かたよりのない議論が展開されているものの、すこしもの足りないようにも感じます。続きを読む

    投稿日:2020.06.22

  • office4690

    office4690

     AV嬢に「なんでAVやってるの?」って聞くと「なんとなく」って言葉が返ってくる。この「なんとなく」をちゃんと言葉にできる人はあまりAVに出ないのかもしれない(P173参照)じゃあ、国立大出身の黒木香はどうだったんだ。言葉にできる数少ないAV嬢ってことなのかもしれん。続きを読む

    投稿日:2017.08.11

  • kaliuki666

    kaliuki666

    雑誌に連載された性にまつわる本の書評を一冊にまとめる。多様なジャンルを網羅。ルネッサンス期において乳房は、男性の喜びのための小ぶりな上流階級の乳房と、子ども(雇い主の子どもを含む)を育てるための大きくて乳の出がいい下層階級の乳房の二種類が存在したとマリリン・ヤーロム『乳房論』(リブロポート→ちくま学芸文庫)の説を紹介。続きを読む

    投稿日:2014.08.12

  • グッちょん

    グッちょん

    その名の通り,エロの総合図書館もとい,エロ大全ですな。
    古今東西のエロ情報を縦横無尽に駆け巡る。
    エロの人のためのエロ教養です。

    あんまり役には立たないけれども面白かった。
    というか,通勤の電車で読んでいたのだけども,見出しが目立って読むのに憚られました。続きを読む

    投稿日:2009.04.23

  • へ〜た

    へ〜た

    1998年から 2001年にかけて文藝春秋に掲載された「エロ関係」の書評をまとめたもの。エロ関係と言ってもいわゆる男性向けポルノ小説が扱われてる回はごく少数で、性が持つ様々な側面を微妙に撫でつ抉りつする小説、エッセイ、ノンフィクションと多岐に渡るラインナップで現代性風俗を網羅的にカバーしているところがなによりの魅力だ。

    こういうテーマは、テーマ自身に内在する後めたさもあって、闇から闇、時代から時代へと葬り去られてしまうものかと思っていたのだが、様々な性風俗の様相がこれほどまでに「出版」されていたというのは意外だった。もっとも、紹介されている本のほとんどは現在では絶版か品切れで手に入り難くなっているらしい。まぁ、読んでみたいと思った本も無かったから別にいいんだけど。
    続きを読む

    投稿日:2009.02.06

  • qingxiu

    qingxiu

    性の深さを考えさせられる本。ここで紹介されている本を集めようとした友人もいた。ぼくも少しは集めて読んだ。今度文庫化されたが、解説が今一だったので買うのはやめた。

    投稿日:2005.04.30

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