【感想】キリコ(4)

木葉功一 / モーニング
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
2
1
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • daiyuuki24

    daiyuuki24

    男が手に入れたものは榊キリコという名前だった。女が受け入れたものは遊佐明という存在だった。
    遊佐明と榊キリコ。別れの日、東京は雪だった。
    日本から台湾、そしてタイ。
    仇だったが、血まみれの人生からキリコを救いたいと願う遊佐朗。
    血まみれの人生に翻弄される榊キリコ。
    母マリーの野心から始まった血まみれの因果応報が、今終わる。
    殺し愛の中で残ったのは、やはり愛だった。
    「レオン」のような渋いシメだった。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.11

  • ざじ

    ざじ

    憎しみの様に強い感情は人間の「感情」と言う種類の枠を超え、相手の存在そのものへの執着に代わる。それを「愛」と言うのかもしれない、憎悪と愛情は裏返しとはよく言ったものだが、キリコと朗の命のやり取りはある種の崇高さを湛えている。10巻分の漫画を読み切ったような読後感。
    4巻で完結と言う事で朧崎の出自などは描かれる余地はなかったが、過不足感を全く感じなかった。朗、土呂、蘇星など、それぞれの登場人物が複雑なようで実にシンプルに描かれていて、それが4巻分の切れ味になっていた。
    物凄く、面白かった!!!
    続きを読む

    投稿日:2015.07.09

  • 管理人★篠宮

    管理人★篠宮

    ラストの、遊佐の微笑みを観て、ものすごく哀しかった。
    でも彼は、総てを悟って、その上で「微笑む」ことが出来たのだ。
    これは、ここまでキリコとかかわってきたからこその笑みだったんだろうと思うと、哀しくてしょうがなかったけど、遊佐は生ききったんだろうなぁ…なんて思ってしまった。

    それに、キリコが涙を零したんだもの。

    これはもう遊佐〜、男冥利につきるよなぁ〜〜(涙)
    続きを読む

    投稿日:2008.08.29

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。