【感想】柳生宗矩(3) 人間曼陀羅の巻

山岡荘八 / 山岡荘八歴史文庫
(1件のレビュー)

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  • 熱血虎党

    熱血虎党

    全巻通読後のレビューです。

    兵法師範の柳生石舟斎(こちらも講談社から文庫化)を父に持ち、柳生新陰流を確立した人物。

    徳川3代に仕え、秀忠、家光の治世には兵法のみならず、政治面でも将軍に様々なアドバイスをおくった。

    江戸幕府の土台作りに尽力し、立派な名君を作り上げたにもかかわらず、その禄はわずか1万2500石であった。

    というのも、宗矩が固辞して、これだけしか受けなかったからである。さらに死去の際にこれも返上を申し出ている。

    ここに柳生新陰流の真髄が見える!
    厳しい修行の上に作り上げられたしっかりとした人生観は、我々にも参考になる。

    余談だが、秀吉時代から家光の治世まで書かれているので、関ヶ原や大阪の陣についても詳しく、家光の弟・忠長の切腹、島原の乱にまで触れていて、それらの歴史的事象を知るのにも役立つ。

    新陰流の人材育成の方法、宗矩の政治手腕、人生観が特に見どころです。
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    投稿日:2009.11.01

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