【感想】小説 太平洋戦争(1)

山岡荘八 / 山岡荘八歴史文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
6
5
2
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ブクログレビュー

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  • タッキー

    タッキー

    最初に『執筆を終えて』から始まりますが、これが印象的。この小説がどこまでノンフィクションかフィクションなのか分からず、でも一方で、戦争が行われたのは事実なので、なんとも言えない気持ちで読みました。太平洋戦争の始まりっていつなのか、やはり昭和2年の満州事変からなのかな。20年近い戦争の最終盤が、この最悪の太平洋戦争。しかし、欧米に戦争をするよう仕向けられた。相手は原爆を落としたのに、日本はホノルル市街に被害は与えていないといった内容をはじめ、日本贔屓の論調が、かなり偏った見方かもと、気になりました。残り8巻!続きを読む

    投稿日:2023.01.28

  • 大生

    大生

    小さい頃は
    アメリカに挑むとか無謀すぎ...
    神風って何だ?イカレてんのか?
    東洋のヒトラーって何を言った?
    と思っていた。
    現代の日本の世情と比べては、どうしてそうなったのか全く想像がつかなかった。
    悲しい、苦しい、数多くの人の決意と決断の連続じゃないかぁ。
    昔、知覧特攻平和会館でも沖縄ひめゆりの塔でも感じるものが少なかったが、今頃思い通じて胸痛くなった。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.08

  • flounder532002

    flounder532002

    これまで抱いていた松岡洋右や東條英機のイメージが覆った。特に東條が戦争を回避するために首相に推されたというのには驚いた。海軍は開戦反対派、陸軍は好戦派といった単純なものでもなく、無謀に戦火に進んだのでなく、米国の白人至上主義が有色人種を締め上げ、窮地に追い込んだのだと。70年前の遠い過去のことと言えない。トランプとルーズベルトがダブって映る。2018.3.19続きを読む

    投稿日:2018.03.19

  • urawa0118

    urawa0118

    如何にして、日本が太平洋戦争に足を踏み入れていったか(アメリカによって戦争する以外の退路を断たれた)か分かる一冊。
    あの戦争が良かったとは思わないが、戦争しなければ、軍部の内乱や内紛等で日本は内部崩壊していたと思われる(少なくとも当時、山本五十六はそう見ていた)。
    今の日本は、あの戦争があったからここまで繁栄したとも言える。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.02

  • tom-scotch

    tom-scotch

    小学生のころ父親の本棚にあったので何度か読んでいた。最近、近現代史の本をよく読んでいるので、感じ方も違うだろうということで、何十年ぶりかに読み返してみることにした。

    この作品はかなり日本側に同情的に書かれている。最近は「日本善玉論」的な居丈高な論調も多いが、この本が書かれたのは、昭和30~40年代。戦前の日本のすべてが悪い、と考えられていた時代である。かなり思い切った作品だと思う。

    山岡荘八は従軍作家として実際に戦場に赴いている。その15年後の作品だけに、筆致に迫力がある。文庫版で全10巻の大作なのでゆっくり読もうと思う。
    続きを読む

    投稿日:2013.12.09

  • toshi1231

    toshi1231

    マニラの図書館でみつけた一冊。まえから読んでみたかった。

    山岡さんの作品についてはこれまで「徳川家康」全26巻を読んだことがあるのですが、本作は書きっぷりが違いました。どちらかというと大河絵巻的な家康にくらべ、実際に山岡さんが報道官として従軍した太平洋戦争についての本作は、史実を丹念に拾いつつ、かつ物語として後世に自分の経験を残そうという姿勢が強く感じられます。

    全9巻ですが、さっそく全部読みたくなりました。
    続きを読む

    投稿日:2013.02.23

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