【感想】はじめて哲学する本

藤原和博 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
(18件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
7
5
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ブクログレビュー

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  • lalala0123

    lalala0123

    よのなか科、ナナメの関係の藤原先生の本。
    哲学とは?自分の人生を考えてみよう!と子どもに問いかけて一緒に見出して行こうと。
    子育て中の親にもオススメです!子ども視点でアタマを柔らかくして、子どもと触れ合う事ができるかも。続きを読む

    投稿日:2014.12.19

  • くわくわ

    くわくわ

    このレビューはネタバレを含みます

     日本の教育に、哲学という学問は重要視されていなかったように思う。自分の受けてきた教育も、知識偏重で、何のために勉強するのかという答えも用意されていた。いい学校に入って、いい会社に入ることが幸せな人生だと。しかし、社会が成長から成熟に入り、様々な価値観のもと、誰も正しい答えを導きだすことができない。問い続けるしかないのである。そこから自分なりの答えを出すことができるか。だからこそ、今の子どもには哲学的な思考が求められているのかもしれない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2013.03.12

  • wingkei2002

    wingkei2002

    表紙絵でかなり損をしている気がする。従来の哲学本と違い、著者独自の視点で様々な事柄についてのとらえ方が示されていて、非常に参考になった。手元において何度も読み返したい本である。

    投稿日:2013.01.31

  • bonyaricafe

    bonyaricafe

    民間から杉並区の校長になった方の本。

    著者の考えが、わかりやすく凝縮されている。

    しかしなにせ子供向けなので、物足りない。もっと知りたい。

    投稿日:2011.12.13

  • SkyBronze

    SkyBronze

     各章のタイトルにも惹かれるのだが、(私悪い癖、毎度読む順番が適当なの事も、災いしているかも)、一番共感した事は、自分の価値をどうあげるか!という点。聞きわけのよい子でなく、正解が1つ以上ある解が出せる子に、時間をかけて育てること。
     目からうろこかも。左脳系の情報処理能力も大切かもしれないけれど、右脳系の創造的な力も時には必要なんだろうなぁ。直観力なのだろうけど。
     エンプロイアビリティの向上。子ども(学生)だけの話では無いかもしれないなぁ。全ての働く人に影響する事だろう。
     学校の先生論にも出てきた、勉強を怠らない人。これは、全ての人に当てはまるのだろうなぁ。遠回りする時間があるか?まぁ、やれる事をするだなぁ。
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    投稿日:2011.09.04

  • root6

    root6

    このレビューはネタバレを含みます

    (まとめ)
    ・人生について哲学するとは「問いかけ続けること」「疑うこと」

    ・男が生きるには、建築や宗教のような壮大なテーマが必要とされる。039

    ・テレビは物事を「二項対立」の構図で描く傾向があり、世の中を単純化しすぎている。
     →テレビを見過ぎると、◯か☓など単純な判断や、パターン認識しか出来ないヤツになってしまう。

    ・子供の頃は「自分を中心に地球が回っている感覚」「全能感」→やがて現実を知る。084~095
     →「自由」には「責任」がともない。「権利」には「義務」がともなう。
     →「自由」や「権利」を行使して思いどおりに事を進めるためには、それに応じた分の貢献が必要だ。それができないやつは「自己チュー」だ。

    ・クレジット(他者からの信頼)には「人間関係のバランス」が含まれる。102

    ・「知」「徳」「体」と「情報編集力」が重要。106
     「情報処理能力」はジグソーパズルの能力、発展途上国で重宝。「情報編集力」はレゴ・ブロックに要求される能力、成熟社会に必要とされる。

     「情報編集力」を進化させる5つの技術
     1.コミュニケーションする技術(異質な人間と交流し自分を変化させる技術)
     2.ロジックする技術(論理的に帰納・演繹しながら筋道を立てて考える技術)
     3.シュミレーションする技術(頭の中でモデルを作って実験し、類推する技術)
     4.ロールプレイングする技術(他人の身になり、どう考え思うか想像する技術)
     5.プレゼンテーションする技術(相手の頭の中に自分の考えの像を結ぶ技術)

    ・幸せとは、一番近くにいる人を一番好きでいられることで、遠く離れてしまった人に「お帰り」と言えることで、助けを求められたらいつでもどこでも駆けつけられること。(重松清の「幼子われらに生まれ」)

    ・個性は他者との間(インターフェイス)に発揮される 135
      新しい環境や境遇によって新しい自分が発見される。

    ・今の時代は「幸福」の一般解さえ無い。自分の「幸福論」を自身でクリエイト(編集)しなければならない。140

    ・周囲を驚かせろ!誰のようでもない姿になれ! まずは真似からでいい。 141

    ・「超便利で安全な社会」
     コミュニケーション技術と、知恵を出して工夫すること、リスクやストレスへの耐性。に注意すること。168

    ・なぜ神様はみんなを助けてくれないのか?その答えを追求したいのなら、遠藤周作の「沈黙」を熟読せよ。

    ・「衣食住」→「遊学働」→「真善美」 役に立つばかりが価値観じゃない。198

    ・日本人の「自己肯定感(セルフ・エスティーム)」が揺らいでいる。「ナナメの関係」の減少。
     →自分の地盤を固めよう。
     →この世に誕生して、両親や祖父母、周囲の人達を喜ばせたことに誇りを持とう。
     →「自分ブランド」を築こう。
     →属する組織で語る人生ではなく、自分で切り拓(ひら)く人生を歩もう。
      会社や肩書きで自分を語る人ではなく、技術を持ったプロになろう。
      たった一人の「かけがえのない自分」へ

     「死」について
     ・人生には限りがあるから、残っている時間、そこで出逢う人、いまここで起こること、めぐり会う体験のすべてが、限りなく愛おしく思えてくる。
     「死」を思うことを恐れることはない。それは「生」を輝かせる道具だから。

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    投稿日:2011.08.13

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