【感想】汚染海域

西村京太郎 / 徳間文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
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ブクログレビュー

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  • マタン

    マタン

    このレビューはネタバレを含みます

    著者の作品としては考えさせられる
    すごくグッとくる作品です。

    人は権力、組織に弱いということ
    そしてたとえそれが「おかしい」と思っても
    巨大な組織の「そうでない」で事実は霞んでしまうのです。

    一人の少女の自殺から始まった事件。
    そこに絡んでいたのは明らかに不都合な事実を隠す
    巨大コンツェルンの姿でした。

    一見するとある大作家のような
    不条理は…と思うでしょう。
    でもね、実はこの結末の前にも
    この終わり方を示唆するような描写が
    あったわけですよ。

    確かに一度は逆効果になったけど
    一番割を食う人たちが目を覚ましたら…?
    その場合はね。

    今ではこういう声は上げやすい時代。
    でも昔は…

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    投稿日:2022.02.05

  • kaizen

    kaizen

    このレビューはネタバレを含みます

    社会派西村京太郎の公害摘発物語。

    被害者の自殺は痛ましい。
    ましてや恋人の不在時に自殺するのは納得がいかない。

    高校の先生の測定はなるほどと思う。
    大学の先生の企業寄りの体質は,そんなもんだろうか。

    推理小説仕立てになっているのがよい。

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    投稿日:2012.06.13

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