【感想】ライカはエライ~カメラと写真の原点~

田中長徳 / 光文社知恵の森文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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    文庫本で手軽に読めるが写真もあり説明も分かり易く、情報量は十分ある印象。又、ユニークな表現が多く楽しんで読めた。タイトルからも見られるように、「B型はエライこっちゃ」「M型のほうがエライ」など、目次一覧さえも面白い。あらゆる角度からライカを敬愛・賞賛しつつ、M6やR型への批判もあったり、機種や歴史のみならず部品や修理や社長個人に関しても著者の思うことが少しずつ記述されており、バラエティに富んでいる。後半になるにつれマニアックになっている。大阪と東京ではライカの売買スタイルが異なる、つまりカメラ屋と客の距離感や会話の流れが異なる、という話も短いながら非常に楽しめた。ライカカメラについて勉強しようと思って読むのではなく、ライカファンが気軽にパラパラ読むのが丁度良いと言える。全体的に「ライカポケットブック日本語版」と一緒に楽しむことを前提とされているような書き方なので、それが良い点でも悪い点でもある。つまりヴィジュアル的にライカを愛でたい方には物足りない内容だが、そもそも文庫本であるため、その点は期待していなかったので個人的には問題無かった。続きを読む

    投稿日:2014.05.13

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