【感想】逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

井沢元彦 / 小学館文庫
(34件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • moto

    moto

    信長の革命の一つ。狂信的な宗教を潰したことである。そのおかげで日本は現実主義的になり、俗になり、近代的思考を持つことができた。良くも悪くも。
    信長は地名をつけたり、天下統一の道筋を考えたり、宗教を潰したり、あらゆる革命をやった。コロンブスの卵の連続。世界的な英雄である。だが当時の画期性を、後の世の我々はわからない。続きを読む

    投稿日:2023.11.08

  • Terryyade

    Terryyade

    おもしろい
    秀吉と家康まで話が及ぶのかと思ったのだけど、違いました。信長の話です。井沢元彦さんの信長愛?炸裂。宗教団体勢力を叩き潰した。無宗教日本国民化の話が妙にまた激化している中東に思いが飛びいまのこの平和を享受できているありがたさまで感じられる一冊続きを読む

    投稿日:2023.10.30

  • sunny

    sunny

    職場で「どうする家康」談議になった時に勧められた本。この本を読んでいるからこそ分かる描写があり大変良かった。ありがとう…パイセン。

    投稿日:2023.08.06

  • ウサメア

    ウサメア

    信長残虐説は改めるべしという一部の意見について、多々思うところあり。
    現代では残虐行為でも、時代を考え、雑多の武力勢力を抑え込むという方向性からすれば、そんくらいやっとかないとっていうことで、しょうがないんじゃないのー程度に思ってたんだが。
    宗教論争をさせたということについて、無神論者とか以前に、宗教テロ絶対ダメって言ってるんじゃ?と、思った。
    問答中に、言い返せなくなって刀掴んで武力行使しようとしたヤツに、宗教なんだから言論で戦えって怒ってるわけで。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.16

  • キじばと。。

    キじばと。。

    本巻では、織田信長の天下統一の企図にせまる試みがなされています。

    著者は、下部構造が上部構造を決定するというマルクス主義史学を批判しており、そのために英雄史観的な歴史の見方が色濃く出ています。とくに本巻では、著者の信長への愛が押し出されており、歴史的な事実の評価に現代の常識を持ち込んではならないとつねづね主張する著者のほうが、信長に時代を超越した壮大なヴィジョンをあたえてしまっているようにも思えます。

    とはいうものの、著者の熱い語り口が読者をぐいぐい引っ張り込んでいく魅力をもっていることは事実です。とにかくたのしんで読むことのできる内容でした。
    続きを読む

    投稿日:2020.06.12

  • らじヲ

    らじヲ

    戦国覇王編ということで、織田信長さんがメインの巻。
    日本の歴史研究には宗教的考察が足りないということで、井沢さんの見解が示されていました。
    今の日本が宗教に鈍感であるのも信長さんの政策のおかげ…とのこと。

    いわゆる従来の通説や多数説を紹介したうえで少数説や最新説(出版当時)にも論が及ぶので、ある程度歴史を勉強したうえで色々な説を知りたい、まとめたい玄人向け。
    井沢説を読んだうえで、違う角度から歴史を楽しむのもまた一興。

    ちなみに信長さんにフォーカスしたい場合、ひとつ前の9巻の最終章からが信長さんになります。
    やはり信長さんは行動力があることがスゴイですねぇ。
    続きを読む

    投稿日:2019.08.24

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