【感想】逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

井沢元彦 / 小学館文庫
(26件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
14
5
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ブクログレビュー

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  • 白田

    白田

    このレビューはネタバレを含みます

    ①②室町幕府の衰退と応仁の乱をメインに、戦国時代への移り変わりについて書いてあった。
    ③一揆について時代の価値観と一緒に考察してあり、わりと面白かった。
    ④室町時代にルーツをもつ、能や将棋や折り紙、華道、茶道などについての考察が面白かった。

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    投稿日:2023.12.26

  • kumapooooo

    kumapooooo

    段々と戦国時代が近づき、ちょっとは馴染みがあるというか、そこそこ知ってる名前も増えてきた。足利尊氏、足利義満、などなど。
    とはいえ今回かなり推しになっているのは足利義教さん。そっかー、あんまり名前に馴染みないけど、そんな人もいたんやねぇ。そして信長と似ていると言われれば確かに、なんである。ここは信長の野望を時代を移して作れば義教さんも好感度上がるのでは。
    今や落ちぶれた足利家というか足利市だけど、いや失礼、かつてこれほど輝いていたのか!と思うと面白い。
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    投稿日:2022.11.03

  • kakane

    kakane

    室町時代といわれる「太平記」から義教までの話。
    義満の傲岸不遜な性格と義教への再評価が興味深かった。

    投稿日:2018.05.07

  • キじばと。。

    キじばと。。

    第7巻では、南北朝の動乱から足利義満、義教の治世が扱われています。

    著者は、政治的な非道を貫けなかった尊氏が、けっきょくは政治的な混乱を招き多くの人びとを苦しめることになったことを指摘して、政治的な業績と道義的な観点からの評価とを切り離し、冷静に評価をするべきだという主張を繰り返しおこなっています。

    ただ、こうした著者のような歴史の見方は、倫理についての歴史的相対主義に陥るか、あるいは倫理的評価を経験的なレヴェルから引き離してしまう形式主義を招いてしまうということにも、気を配っておきたいように思います。もちろん社会や歴史についての考察は、特定の価値や政治的イデオロギーへのコミットと関わりなく理解されるものであるべきですが、著者自身しばしば歴史の教訓から学ぶことの重要性を前面に押し立てつつ歴史の流れをたどっているので、読者の方にもこのような原理的な問題に直面することが求められているように感じました。
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    投稿日:2016.07.29

  • pironas

    pironas

    辞書持ち込み可の英語テストがあるように、年表持ち込み可の歴史テストがあればいいではないかと書いてあった。本当にそういう風に歴史を習いたかった!

    投稿日:2015.03.15

  • sodahr

    sodahr

    これまで最もなじみの薄かった南北朝から室町幕府について実に分かりやすく、興味深い内容だった。天皇になろうとした義満、恐怖の魔王と呼ばれた義教、室町幕府を代表する将軍が共に暗殺されている事実(歴史学的にはそうではないようだが・・・)が衝撃であり、この時代を知る一つの大きな鍵だと思われる。続きを読む

    投稿日:2015.03.02

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