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鈴木あみ / アイスノベルズ (1件のレビュー)
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野々
このレビューはネタバレを含みます
鈴木さんの『東京あまとりあ』が、私のお口にはちょっと合わない作品だったので、不安を感じながら読み始めました。結構なファンタジーというか…。 ぱらぱらっと捲って、女装ものか………と。 でも買ったからには読む、な主義なので期待せずに読み始めたら、 結構面白いんですけど。 陰謀により流刑にされた王族レイを、流刑囚だったチュールが拾い看病 します。復讐のために策を練り、無謀とも言える島からの脱出をはかり、 流刑囚をどんどん味方につけて、レイとチュールは都にたどり着きます。 そこで夫婦のふりをするため、チュールは女装するんですが、この少年 結構可愛いんですよ…。 わりとウザい系の受かと思いきや、なんだか憎めない。 レイが惹かれるみたいに、なんか私も毒気を抜かれてしまって、純粋に この子憎めないな、可愛いな、と思ってしまう。 なんでしょうね…優しくて、いじらしくて、一生懸命で。 親友に陥れられたレイの復讐はかなうのか。 その時、チュールはレイの側にいることができるのか。 先が気になって仕方がないので、さっそく読みます。 鈴木さんにしては、桃色度は低めです。
投稿日:2012.03.13
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