【感想】罪人たちの甘い薔薇

高月まつり / プリズム文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ひみこ

    ひみこ

    高月さんはシリアスとコメディの差が激しい方ですね。
    この作品はシリアスタイプ。
    この方のシリアス系はどれもそうなんですが、最終的な救いが見当たらないというか。

    酷いことをされて、性格歪んだら、そのまま歪みっぱなし。
    この話でも復讐を遂げて、その後、二人はシアワセになりました、っていうのとはちょっと違うカンジ。
    自分達が酷い復讐をしたっていう事はそれはそれで、受け入れて、それを心にきっちり残して、
    たとえ非道といわれようと、淡々と平凡な日々を過ごしたい、みたいな。

    敵役親子はともかく、異母兄弟達は、普通の欲があるだけで、それほど酷い人間ではなかったと思いますが、
    その人たちも、きっちり売られちゃうわけですし、やっぱ受け子も攻めも性格歪んでるよなー…シミジミ。

    まあ、そーいう救いのないトコロもけっこう好みだったので、★4でw
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    投稿日:2009.06.17

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