【感想】ヴァンダル興亡史 地中海制覇の夢

松谷健二 / 中公文庫BIBLIO
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kuniyandx

    kuniyandx

    ヴァンダル族というゲルマンの一部族が、フランスからスペインを経て北アフリカの地に渡り、そこに彼らの国を建国したのをご存知だろうか?
    ローマ史に関する本を読んでいた時、このヴァンダル族の事を知った。
    らは、北アフリカのカルタゴ(現在のチュニス)を拠点に約百年間、地中海を暴れまわるが、東ローマ帝国によりあえなく滅ぼされた。
    ヴァンダリズムという言葉(芸術品や美しいものを破壊する行為)の語源ともなった民族で、あまり西洋では評判が良くない民族らしいが、北欧のゲルマン民族とアフリカという対照的な取り合わせが私の興味を強く引き付けられた。
    彼らの事についてより知りたくなり何か良い本がないかと探していたらこの本に出会った。
    この本には、ヴァンダル族という非常に興味深い民族の始まりから滅亡までがわかりやすく書かれており、入門書として最適ではないかと思う。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.24

  • haruyato

    haruyato

    Amazonでもブクログでも評価が高いが個人的にはいまいちでした。ゲルマン民族大移動なんて基礎知識もあまり無いので入り込めないというのもあるけど、世の中の人が私以上の知識があるとも思えないので不思議である。著者の知人のステマにしては古い本だしなぁ‥続きを読む

    投稿日:2013.07.31

  • kiyosi

    kiyosi

    このレビューはネタバレを含みます

    五世紀中ごろ、ゲイゼリック王に率いられて一時は北アフリカまで征服し、地中海に君臨したゲルマン系の一部族・ヴァンダル。移動と戦いを繰り返し、六世紀の半ばに東ローマ帝国に滅ぼされるまでの足跡を、民族大移動の流れの中に活写

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.11.20

  • 後藤進

    後藤進

    なにげなく購入したらむちゃくちゃおもろかった!!
    ゲイゼリックとテオドリック、そして東ローマ帝国ベリサリウス将軍!!

    ヤバすぎる!

    投稿日:2011.08.30

  • モンタニャールおじさん

    モンタニャールおじさん

    ゲルマン人の大移動の時代、イベリア半島を経て北アフリカに一王国を築き上げたヴァンダル族に焦点をあてた著作。彼らのさながら流星を思わせる運命は、今なお地中海において興亡した様々な国家をめぐるロマンティシズムを刺激し続けている。続きを読む

    投稿日:2011.03.05

  • Mao

    Mao

    フン族の侵入により大移動を開始したとされるゲルマン民族の中で最も長距離を移動し、北アフリカに建国しその後東ローマに滅ぼされたヴァンダル族の興亡史。ガリア戦記を読んでいる時のようにいろんなゲルマンやガリア部族名が出てきて懐かしかった(笑)あとは西ローマ帝国、東ローマ帝国、東ゴートなんかと密接に関連した地中海世界の抗争史を読んだ気分かな。要はおしくらまんじゅうor玉突きゲームで、あぶれた部族は新たな土地を目指して移動するしか活路は無かった訳で… でも遠く北アフリカまで行ってしまったというヴァンダルの王ゲイゼリックの行動力と統率力には感心する。東ゴート、東西ローマ史なんかと合わせて読むとより俯瞰しやすく、興味深く読めるだろう。続きを読む

    投稿日:2009.07.13

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