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歴史のふしぎを探る会 / 扶桑社 (1件のレビュー)
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出雲一寸
読書録「学校では教えない歴史の「その後」」3 編者 歴史のふしぎを探る会 出版 扶桑社 p103より引用 “ 地方長官というのは実入りの多い仕事で、 「国司は倒れても土をつかめ」と揶揄される ほど…、不正の蓄財に励むのが常識だった。 したがって、任期を務めて帰京する頃には一 財産築いている場合が多かったという。” 目次より抜粋引用 “意外な展開 翻弄される人生 豊穣なる終焉 消えない異説” 歴史の謎を独自の視点から追及する研究会 による、歴史の後日談を記した一冊。 縄文時代から近代まで、タイトルの通り学 校では習うことが少ないであろう逸話が紹介 されています。 上記の引用は、紀貫之について書かれた項 での一節。 今も昔も悪どくやればいくらでも儲かる立場 というのはあるようですね。しかし、紀貫之 は蓄財のために汚職に手を出すことはなく、 苦労したそうです。その後、自らの才で年を 重ねてから出世したとのことで、芸は身を助 けるを地で行く人物であったようです。 本書を書くにあたっての参考文献が、巻末 に記されていますが、大変数多く載せられて いるので、この本自体が文献目録のような感 を受けます。 ーーーーー続きを読む
投稿日:2023.11.07
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