- 最新巻
MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) Vol.85(2024春号)
イカロス出版(著)
/MILITARY CLASSICS
作品情報
【電子版では、紙の雑誌と一部内容が異なる場合、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます】
【巻頭特集】
蒼天を征く伝説の龍
空母「蒼龍」「飛龍」「雲龍」
昭和5年(1930年)のロンドン軍縮条約を受け、日本海軍は昭和9年、基準排水量10,050トンの小型空母2隻を建造することを決定。当初は排水量に対して過大なスペックが要求されたが、結局は基準排水量15,900トン、搭載機57機、速力34.5ノット、島型艦橋を右舷に持つの中型空母「蒼龍」が昭和12年12月に竣工した。続いて「蒼龍」の改設計型として、排水量を17,300トンに増加し、艦橋を左舷に移した「飛龍」が建造され、昭和14年7月に竣工した。
実験的な初の空母「鳳翔」、巡洋戦艦・戦艦から改造した大型空母「赤城」「加賀」、設計に無理があった小型空母「龍驤」と試行錯誤してきた日本海軍にとって、この「蒼龍」「飛龍」は初の新造中型空母であり、性能・実用性も十分なものであったため、以後の日本空母のひな形となった。
実戦においても中国戦線での「蒼龍」をはじめとして、真珠湾攻撃、ウェーク島攻略、インド洋作戦で大きな活躍を収め、昭和17年のミッドウェー海戦では「蒼龍」が倒れる中、「飛龍」が驚異的な奮戦を見せたのちに戦没した。
遡って昭和16年後半、米英戦を覚悟した日本海軍が戦時量産を企図した空母が、「飛龍」をベースとした雲龍型で、昭和19年に「雲龍」「天城」「葛城」の3隻が竣工したが、本来の艦隊型空母として戦うことはなかった。
今回の特集では、中型空母「蒼龍」「飛龍」そして雲龍型を、建造の経緯、各部メカニズム、戦歴、搭載機、艦隊編成と運用、人物など多角的に紹介していく。
[第二特集]
快速で信頼性の高い傑作軽戦車
M3/M5スチュアート軽戦車
アメリカ陸軍は1934年には初の本格的国産軽戦車であるT2を開発。そのT2のサスペンションをVVSSとしたのがM2A1で、それを元に双銃塔式としたM2A2が開発された。続いて装甲を強化したM2A3が登場し、双銃塔を廃し単砲塔に50口径37㎜砲を搭載したM2A4も開発された。
そして1939年、M2A4をさらに強化した新型戦車が開発されることとなった。この軽戦車は13トンの小型な車体に長砲身37㎜砲を装備、車体前面上部の装甲厚は38㎜と当時としては厚く、最大速度は58km/hを発揮。1940年7月にM3軽戦車として制式化され、1941年3月から量産が開始された。
続いて、M3を元に新型エンジンを搭載し、傾斜装甲を取り入れた溶接構造の車体を持つ新型、M5軽戦車が開発され、1942年から生産が開始された。
M3/M5軽戦車は合わせて2万輌以上が生産され、アメリカ軍のみならず、イギリス、ソ連など同盟国へ供与された。そして軽戦車としては高い攻防力、優れた機動力、さらに信頼性・実用性の高さが評価され、大戦前半~中盤の米英連合軍の主力軽戦車として活躍。英連邦軍では「スチュアート」と命名され、さらに現場では「ハニー」と呼ばれて愛用された。さらにM3を鹵獲した日本軍も優れた戦車として運用。戦後も各地の紛争などで使用されており、戦史に残る傑作軽戦車といえるだろう。
この特集では大戦を通じて大きな存在感を見せたM3/M5スチュアートを、様々な面から考察していこう。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- MILITARY CLASSICS
- 著者
- イカロス出版
- 出版社
- イカロス出版
- 掲載誌・レーベル
- MILITARY CLASSICS
- 書籍発売日
- 2024.04.19
- Reader Store発売日
- 2024.04.19
- ファイルサイズ
- 199.1MB
- ページ数
- 164ページ
- シリーズ情報
- 既刊11巻
以下の製品には非対応です
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
この作品のレビュー
平均 0 (0件のレビュー)
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です
続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能です