不徳のギルド 12巻
河添太一(著)
/月刊少年ガンガン
作品情報
過酷な特訓を乗り越えたご褒美としてカボクの村で年に1回行われる界樹祭へ足を運ぶことになったキクル達。時を同じく、カボクの村で元土地神による反乱の兆しを感じたプンプクが救いを求め・・・。
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商品情報
- シリーズ
- 不徳のギルド
- 著者
- 河添太一
- 出版社
- スクウェア・エニックス
- 掲載誌・レーベル
- 月刊少年ガンガン
- 書籍発売日
- 2023.09.12
- Reader Store発売日
- 2023.09.12
- ファイルサイズ
- 78.4MB
- ページ数
- 211ページ
- シリーズ情報
- 既刊13巻
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この作品のレビュー
平均 3.0 (2件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
漫画喫茶で読みました。
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ハツドリ特訓の完了と、
コイシッコ休日デートサービスから、
ハナバタとノマの衣替え、
プンプクのタネの村での空振り、
プンプクのコダマの街での空振り、
カボクの村での夏祭り、
登場キャラも多く固有名詞もバンバン出てくるけど何故か読みやすいという不思議な漫画。
科学技術の歪さの理由や「自戒の日」の真相が垣間見える巻。
いやぁ、女の子たちが攻める攻める。
トキシッコとコインは、それは無事と言って良いのだろうか。
女の子としては事故(尊厳破壊)とも言えるのでは・・・。
タネの村からコダマの街は3時間の距離らしい。
土地神の助力を求めてタネの村へ行ったら既に土地神はおらず、
コダマの街で土地神がガードをやっていると聞いてコダマの街へ移動するも、
相方がイバラの街のエースになったので土地神も一緒にイバラへ移動していた。
・・・う~ん、サマルトリアの王子かな?
コダマの街の土地神ってメブキの街に移動してるんじゃなかろうか。
ひたむきと仲良しっぽいし、最初からメブキの街でキクルを頼っていれば解決したのかも。
あと、カボクの村でのノマって意外と背があるのだけど・・・これは「この子いまオチンチン生えてない!」の影響だろうか?
一気にキナ臭くなってきた。
コレ、カボクの村に何故「審判」が下ったのかも関係ありそうね。
ところで『未読のギルド』に出てきた「数日間、聖紋を無効化」って何気にヤバすぎくない?
本編の方に影響が出たりしないんだろうか?
回復魔法が使えないために大変な目に遭うみたいな。
そもそも普通に死ぬ人も出そうではある。
ていうかフェニザスク教徒はフェニザスク様とコンタクトが取れるのね。
他の宗派も同じなのかな?
《言葉》
<界樹祭>:
20年前の「自戒の日」から続く夏祭り。
7月6日にカボクの村で盛大に行われている。
「自戒の日」:
20年前の7月6日に発生した大災害。
イデン連邦の開発した科学兵器「果実」に界樹様が激おこして科学兵器類を破壊、製造も出来なくした。
当時の世界人口の約 3% にあたる、およそ6千万人が亡くなっている。
(つまり、この世界の現在の人口は19億4千万人ほど。)
基本的には「審判」はイデン連邦に下っているが、サイシキの海軍工廠があったフウロウや、カボクの村なんかも対象となっている。
ちなみに「自戒の日」以前は戦車や銃も存在していたもよう。
審判:
「自戒の日」の大災害のこと。
土地神:
ネームド個体のうち土地神として祀られた魔物のこと。
そもそも強いのに土地神として信奉されることよって更に強い力を持つ。
逆に言えば人間に信奉されなければ力は弱まるため、わざわざ人間に危害を加えることは少ない。
唯一個体(シンボル):
土地神のこと。
「都会者は無関心」:
入れ替わりも頻繁なので、そもそも隣りが誰かも分からない。
「田舎者は排他的」:
マジで田舎者は村唯一の医者を嫌がらせで追い返したり、移住者を殺し(かけ)たりする。
「根はいい奴」:
ぶっちゃけ「酔わなければいい人」などと同類のクズを庇うときの言葉。
基本的に「根はいい奴」と評価される人物に本当に根が良い奴はいない。
《人物》
ひたむき:
ショウキがうっかり頭を下げてしまうほど、界樹様と同じ魔素を持っているらしい。
コイン:
マカロンってお菓子の中でもわりと難易度高いハズ。
繊細な菓子なので、むしろドジっ娘ひたむきは苦手かもしれないぞ。
ミーシャ:
タネの村のガード。
引き籠りで人見知り。
21歳児。
プンプクの無銭飲食を立て替えて懐かれる。
プンプクからは「ミー姉」と呼ばれる。
プンプク・チャノマ:
曲芸師
これもガードらしい。
カボクの村出身。
ジャグリングが得意。
8年前に孤児だったところをフォーネに拾われる。
愛称は「プク」で、フォーネを「フォー姉」、ミーシャを「ミー姉」と呼ぶ。
小柄なのに、焼き鮭定食・ハンバーグ定食・ざるそば・カツ丼(合計3300エコー)を余裕で完食する。
フォーネ・ペール:
緑魔術師
妖精族
33歳
ディガイス:妖精族であることを隠すための擬態魔法、たぶん緑魔法ではなくジェネリック魔法。
20年前にカボクの村に来た。
故人。
プンプクの姉。
血縁関係はなく育ての親みたいな感じ。
フォーネ自身も孤児だった。
でも孤児院の院長すら妖精族だったことを知らなかった。
(プンプクも知らない可能性アリ。)
プンプクからは「フォー姉」と呼ばれる。
>死因について
「自戒の日」の前月の27日13時にヨウミャク古道に入り、翌28日15時に遺体として発見された。
死因は崖からの転落死。
死亡推定時刻は28日早朝。
ガード歴15年のベテランなのに、そんなうっかり死ぬだろうか?とウルスに事件性を怪しまれている。
>当時の様子
カボクの村からはフォーネのみ、キョボクの村からは戦死と盗賊のガードがヨウミャク古道に出向いている。
転落死の時点でフォーネは何故かディガイスを解いている。
>プンプク情報
「審判」の責任を押し付けられたツチガミ様に味方していた。
夏の終わりにツチガミ様と一緒になる予定だった。
この「一緒になる」が結婚の事なのかは不明。
山姥:
タネの村の御食事処のババア。
無銭飲食しようとしたプンプクを蝋燭で責めたりする。
ちなみに責めるときに使われる赤い蝋燭のロウは熱くないって話もある(真相は不明)。
トリュー・ニシキ:
竜騎士
元々はコダマの3位だったけど、イバラのエースだったサランの失脚によりイバラに呼ばれてエースとなった。
不憫で何一つ自分のペースで話が進まない。
ショウキをともに「双頭」という二つ名がある。
単体でもクソ強い(イバラのエースに採用されたのもトリューのみ実力が評価されてのこと)。
ショウキ:
どこかの土地神の化身と噂されるガード。
といっても幕間でレド県カギロイ村の土地神とネタバレされていたりする。
トリューの相棒。
界樹様を超絶に敬っている。
基本的に場を混乱させる言動の持ち主。
サラマントラと呼ばれるドラゴンのネームド個体。
ヒュダイ・キンズ:
重戦士
イバラの街の2位。
筋肉増強の「筋肥大」の呪名を持つ。
カンゼボウの大ファン。
外様のトリューがエースになることを周囲に納得させるために、ワザとトリューに喧嘩を吹っ掛けるくらいに出来た人物。
ただし信憑性を持たせるために全力で殴りかかる(呪名からするとヤバい)くらいには機転が利かない。
また、シスコン野郎なので妹が我儘放題。
メガス・キンズ:
呪術師
ヒュダイの妹。
甘やかされまくったために超絶ワガママだけど、兄が敗北して即座に犬の真似を受け入れるくらいには機転が利く。
「メスガキ」の呪名を持つ・・・かもしれない。
ウルス・フェート:
時魔術師
プレバク:時魔法、その場所の過去を見れる。
キョボクのガード。
フォーネの死因に疑問を感じてホアンカを巻き込んで調査していたところ、ツチガミ様に遭遇する。
ホアンカ・ゴヨウ:
キョボク警察署の新米警察官。
制服に「警察庁」と書かれているので、この世界は漢字が使われている。
ちなみに「警察庁」は全国区の警察組織、「警視庁」は東京都の警察組織を指す。
???戦士:
フォーネが転落死した日にヨウミャク古道にいたキョボクのガード。
事件との関連性は不明。
現状では怪しいところはない。
???盗賊:
フォーネが転落死した日にヨウミャク古道にいたキョボクのガード。
事件との関連性は不明。
現状では怪しいところはない。
界樹様:
たぶん神様。
世界に「自戒の日」をもたらした。
カイジューくん:
カボクの村での<界樹祭>のマスコットキャラクター。
ナダメ・ナデヨシ:
カボクの村の迷子センターで21歳児の面倒を見ていた5歳児。
ユリン:
メイデナの同室。
リリィと同じ下着を着けている。
リリィ:
メイデナの同室。
ユリンと同じ下着を着けている。
《魔物》
ツチガミ様:
カボクの村の元土地神。
ラモールのネームド。
何故か触手装備。
ネームドであるショウキですら感じ取れないくらいに完全に気配を隠せる。
カボクの村を「審判」から護れなかったことを責められて去る。
ラモール:
モグラの魔物。
《装備・素材》
マスラオウの弓:
親友としてマスラオウを素材として作られた弓。
攻撃力あるし魔力もあるし耐久力もある。
ユニセックス:
ノマの衣替え装備。
男女兼用って意味だけど、ぶっちゃけノマは性別ノマだと思う(『バカテス』の秀吉みたいな)。
ブリゲイト鉱石:
冷気を宿した魔鉱石で、コレで作られた防具は涼しい。
絶えず魔力を吸収しているためハナバタは魔力酔いを起こす。
ビキニアーマー:
ハナバタ衣替え装備。
『ブリゲイト鉱石』による冷却が無理なので布地を減らすしかないじゃない!
果実:
イデン連邦の開発した科学爆弾。
大量に使用されれば世界が住めなくなるくらいの威力。
聖フェニザスク女学院の先生による想像図では苺(しかも甘い)。
《場所》
カボクの村:
プンプクの出身地。
土地神がいたが、魔物になって襲ってくる可能性があるのだとか。
界樹教徒が多い。
「自戒の日」に「審判」が下っている。
キョボクの街:
カボクの村の隣にある街。
ヨウミャク古道:
カボクの村とキョボクの街を繋ぐ道。
枝分かれが激しい。
現在は街道が整備されているので使われておらず、危険区域指定されてガードしか通れない。
ヨウミャク古道の洞窟:
ツチガミ様が隠れ住んでいる洞窟。投稿日:2023.09.15
このレビューはネタバレを含みます
新キャラのプンプク・チャノマが登場し、土地神の襲撃について知らされる。次の討伐は今までのネームド以上に厄介そうな神性持ちで、苦戦しそうですね。
レビューの続きを読む
今巻はエロは少なめ。コイシッコと同衾したのと、ハナ…バタが酔っ払ったくらいでした。続きを読む投稿日:2024.03.12
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