- 最新巻
サエズリ図書館のワルツさん2
紅玉いづき(著)
/創元推理文庫
作品情報
戦争(ピリオド)の影響と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、本を無料で貸し出すサエズリ図書館を舞台に、本を愛し本に導かれた人々の物語が始まる――。就職活動に全敗し、希望していた専門職の試験も体調不良で棄権してしまったチドリさん。自信を失った彼女は、鮮やかな職人技を持つ老図書修復家に魅せられた後、サエズリ図書館で彼と再会するが……。図書修復家達が再出発する中編、ワルツさんと電子図書館司書との対立を描く短編や、書き下ろしをほかを収めた、シリーズ第2弾!/【目次】第一話 サエズリ図書館のチドリさん/第二話 サエズリ図書館のチドリさん2/第三話 サエズリ図書館のチドリさん3/第四話 サエズリ図書館のサトミさん/第五話 電子図書館のヒビキさん/第六話 サエズリ図書館のタンゴくん/単行本版あとがき/文庫版あとがき 愛には愛を、本には本を
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商品情報
- シリーズ
- サエズリ図書館のワルツさん
- 著者
- 紅玉いづき
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 東京創元社
- 掲載誌・レーベル
- 創元推理文庫
- 書籍発売日
- 2023.06.30
- Reader Store発売日
- 2023.06.30
- ファイルサイズ
- 1.1MB
- ページ数
- 334ページ
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 3.4 (5件のレビュー)
-
「サエズリ図書館のワルツさん」2冊目。
前半は、就活で落ち続け自信を失ったチドリさんと紙の本の未来に絶望する老図書修復家の出会いを描いた中編。
後半は、ワルツさんvs.「サエズリ図書館の書籍を全て電子…化してほしい」と迫る電子図書館のヒビキさんの話を挟んで、カウンターに座るサトミさんと警備員タンゴくんの過去と本心が語られる短編3作。
私としては前作のほうが面白かった。
もとより“紙の本”推しの話ではあるが、今回は前作以上に“紙の本”に対するこだわりが色濃く出たような印象で、その分、前作から少し気になっていたワルツさんの頑なさが強調され、色々感じるところはあったもののお話全体としては一本調子に感じたところ。
前作のあとがきに『最初の刊行から、十年の月日が経ち、電子と紙、どちらが優れているとか、それぞれどうなっていくとか、それこそ本が生きるとか死ぬとか、そんなことはみんな、些末なことのように、思ったりもします』とあったので、「電子図書館のヒビキさん」ではどういう折り合いのつけ方をするのかと思っていたが、いやいや、ワルツさん、手厳しかった。
勿論、質量や姿かたちを持つその存在感や文字で追うことで物語に集中しその世界に没頭できる“紙の本”の良さに加え、形があるが故に朽ちていくものをどう残していくのか、それに必要な修復の職人技の継承などの課題もとてもよく分かるのだが、いささかそちらの主張が勝ち過ぎたように思えた。
カミオさんやコトウさんらの常連さんたちは引き続き好調。
サトミさんとタンゴくんの話はそれぞれなかなか興味深かったが、サトミさんの話はちょっと短くて残念。
ワルツさんの犬が怖いところは取ってつけたようで浮いた感じがした。続きを読む投稿日:2024.04.07
今回は就職活動中の大学生、千鳥さんが主な主人公。自分の「天職」にしたい仕事が見つけられずに、大学教授に勧められたサエズリ図書館に来てみるが…そこで運命の出会いが待っていた。
自分の天職ってなんだろう…?生涯をかけてやりたいことが見つからない。
「生きることは働くこと」という言葉が胸に刺さる。
漠然と働き、流されるままに生きていて、いいのだろうか?
そんな不安を、一人の女性と老人の物語を通して、一筋の希望に変えてくれる。
就職活動中の学生さんだけでなく、すべての働く人にもオススメしたい。続きを読む投稿日:2024.03.05
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