【文庫】庭仕事の愉しみ
ヘルマン・ヘッセ(著)
,フォルカー・ミヒェルス(編)
,岡田朝雄(訳)
/草思社文庫
作品情報
庭仕事は瞑想である。草花や樹木が教えてくれる生命の秘密。
文豪ヘッセが庭仕事を通して学んだ「自然と人生」の叡知を詩とエッセイに綴る。
庭仕事は瞑想である―—
ドイツの文豪ヘルマン・ヘッセは後半生、
執筆以外の時間をほどんど自分の庭で過ごした。
ヘッセは庭仕事の中に尽きぬ愉しみを見出し、
のちに彼の文学へと結実するさまざまな秘密を発見した。
自筆水彩画と在りし日のヘッセの写真を多数掲載。
ヘッセが庭から学んだ自然と人生の叡智を詩とエッセイに綴った書である。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 【文庫】庭仕事の愉しみ
- 著者
- ヘルマン・ヘッセ, フォルカー・ミヒェルス, 岡田朝雄
- 出版社
- 草思社
- 掲載誌・レーベル
- 草思社文庫
- 書籍発売日
- 2011.06.01
- Reader Store発売日
- 2023.03.10
- ファイルサイズ
- 23.7MB
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.5 (10件のレビュー)
-
畑をやっているので「 ヘッセと庭?」というところで興味を持って、文庫化された本を読んだ。
ヘッセの詩やエッセイ・小説から「庭」というテーマで集めて、ヘッセ研究者のフォルカ・ミヒェルスという人が編集し…たものの訳本。
詩やヘッセの庭仕事の写真があって興味深かったが、ヘッセが水彩画を描いていたとは初めて知った、なかなか味わいのある絵、色がいい。
文章も作物に関することはいちいち頷けるし、なにしろ哲学がある。たきびをして思索にふけるところなどは東洋人
でも不思議ではない。そちらのほうの素養もあったのだから。
訳者あとがきにもあるが、若いとき読んだ者は作品の再読したくなるらしい。
ヘッセは「青春の書」と、わたしたち学生のころは言われていた。学習雑誌に『青春は美しいうるわし』が必ず掲載されていたものだ。 そのころヘッセはきれいな全集ものもたくさん出版されいて、 はなざかりだったし。
学校時代先生が絶賛、薦められるままに、『郷愁(ペーター・カーメンツィント)』や『知と愛(ナルシストゴルトムント)』など、 わかりもしないのに(今から思えば)読んだものだ。しかし、『デミアン』はなぜか読み始めては投げていた本だった。
そこで今回なんとか読み通してみた。どうして読み通せなかったのだろうかというのは今はよくわかる。
ヘッセの作品の特徴はとても象徴的なのだ。
例えば尊敬するものの対象が神か、友人なのか、 はたまた、自然に対するのか、鉱物なのか、事象なのか、全部なのかわからない。
恋愛対象も相手が女性なのか男性なのか、母なのか判然としない。 すべておぼろで
「私は、自分の中からひとりで出てこようとしたところのものを生きてみようと欲したに過ぎない。なぜそれがそんなに困難だったのか」
とおっしゃられると、そんな気難しいことおっしゃるから、なんだよと言いたくなる。といいつつ、ノーベル賞作家のヘッセは歳とって読むもだのという結論になった
そういえば『シッダールタ』も最近読んだのだった。続きを読む投稿日:2020.07.13
読者設定のサブタイトル「庭仕事の愉しみを読む苦しみ」
「…どんな夢も、おとぎ話もあの花弁の黄金の垣根に囲まれた小道を通って出入りすることはありませんでした。イチゴは緑の葉陰からこっそり笑い、蝶たちは…高い散形花の上を輝きながらひらひら舞いましたが…」(イーリス 童話)の章より
上記のような文言がそこかしこに延々とつづられております。いったいなんのこっちゃ?これが童話だって?難しい言い回しをすれば高尚だなんて思っちゃいないでしょうけれど、難しく理解に苦しむ。もちろん、わたくしの頭の悪いのは認めたうえです。
読みながら思うのは、庭仕事の愉しみはどこにあるんでしょうか?タイトル変更しましょう。
「庭仕事をしながら哲学的に小難しく人生を生きる」
残りあと30ページ。もうちょっと我慢して読むか、それともやめるか。
結局読みましたが、最後の編者あとがきは文字が小さくて読みにくそうでやめました。
じっくり読めばいい本なのかもしれませんが、小生のようなものには“なんのこっちゃ?”ばかりでした。
ただ、付箋を張り付けた一文があります。それは…
“土と植物を相手にする仕事は、瞑想するのと同じように、魂を開放し、休養させてくれます。”続きを読む投稿日:2024.04.28
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。