イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 哲学
青木滋之(監修)
/西東社
作品情報
仕事にも人生にも役立つ!
哲学の話がイラスト図解でやさしくわかる!
●難しいけど学んでみたい。哲学のあれこれを、順を追ってわかりやすく解説!
●アリストテレスからマイケル・サンデルまで、歴代の哲学者の考えを噛みくだいて紹介!
●「トロッコ問題」「世界5分前仮説」など、思考実験の特集も充実!
【テーマ例】
●「無知の知」ってどんな意味?
●アリストテレスって何をした人?
●人が幸せを感じるのはどんなとき?
●「我思う、ゆえに我あり」ってどんな意味?
●「人間は考える葦」ってどういうこと?
●世界は実は5分前につくられた...?
●何が変わった?「コペルニクス的転回」
●死ぬまで苦悩が続く...?「ペシミズム」とは
●幸せは計算できる?「最大多数の最大幸福」
●働くのが辛いのは、資本家のせい?
●ニーチェの「神は死んだ」ってどういうこと?
●「パラダイムシフト」の元ネタって何?
●人は「自由の刑」に処されている?
●「フェミニズム」っていつ生まれたの?
●善>悪は正しくない?「脱構築」とは
●人は欲望のままに行動するべき?
●コミュニティこそが大事? マイケル・サンデルの哲学 など
<目次>
序章 「哲学」ってそもそもどんなもの?
1章 昔の人はどんなことを考えていた? 古代・中世の哲学
2章 デカルトやパスカルの哲学とは? 近代初期の哲学
3章 自由や幸福について考える? 近代後期の哲学
4章 最近はどんなことを考えてる? 現代の哲学
特集 あなたはどう考える? 思考実験
特集 知っておきたい アジアの哲学
<電子書籍について>
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株式会社西東社/seitosha
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この作品のレビュー
平均 4.0 (4件のレビュー)
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映画『ぼくらの哲学教室』と、それを契機に読んだ『これからの仕事になぜ哲学が必要なのか』(岡本裕一郎著)の、副読本として、字引的に使えるかなと買ったもの。
イラストが豊富で、哲学とはなんぞや?を、古代…から現代まで、大きな時代で括って、その歴史、変遷を見開きページ単位にまとめて見せてくれる。
各章のあたまに、「ざっくりわかる!」と題して、その時代の哲学の特徴、テーマとしたものをまとめてくれている。
「~とは何か?」と、”存在”を問うことで世界を把握しようとする古代哲学。中世になると、「神」の存在の証明のために哲学は使われる。近代になると、”認識”がテーマだ。認識する精神(主観)と認識される物体(客観)という考えが導入される。人間にはものごとを認識する力がある。だから”我思う、故に我あり”(デカルト)なのだ。近代後期になると、認識される物が、「自由」「幸福」といった抽象概念になり、その真理を探ろうとする一方で、その客体の如何に関わらず自分の存在(実存)を求める考え方もでてくる。そして、現代哲学は、心(自己)を中心に発展してきた近代哲学の考え方を批判し、「言葉」を中心に考えようとしたり、そもそも己の実存というのものも、個々人で成り立つものではなく、環境によって形作られ、システムによって規定されると構造主義なんかが唱えられるようになる。
元は、普遍的な真理を模索してきた哲学だが、いまや他との差異があることに注目するなど、これまで求めてきた『大きな物語』ではなく『小さな物語』を互いに認め合おうと、まさに多様性の時代に、それがポスト・モダンの思想だそうな。
要は、哲学は常に常識を疑ってかかれ、常に新しい視点を見出せ、ということがその本質にあるということだ。それは、序章に既に書いてあった。
「ひと言でいえば「問い」の学問」
ということだ。思考力を養う学問であり、多分、まだまだ思考訓練は永遠に継続され、つねに、いまある常識を疑って、刷新(ないしは以前の思考への揺り戻し)を繰り返していくのだろう。
「ざっくり」歴史を概観してくれたことで、大きな流れは分かった。
で、だから? だから、哲学って何?ってことも含め、永遠に問い続けていかなければならないのだろうな。 ふぅ、、、やれやれ。続きを読む投稿日:2023.08.17
哲学という言葉はよく聞きます。しかし何と聞かれても何だろうという感じでしたので、手に取りました。
ざっとの雰囲気は掴めました。読んだその時は理解できても難解なテーマであまり心に残りません。ここから気に…なるもの見つけて深掘りするのかと思います。
時代ごとに章立てされていますが、自分が興味を持てず知識もないのでいきなり色々叩き込まれた気分です。それでも最後まで読めたのは、カラーで図や絵があり短い文章でまとめられていたからだと思います。続きを読む投稿日:2024.04.09
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