在宅ひとり死のススメ
上野千鶴子(著)
/文春新書
作品情報
累計111万部ベストセラー『おひとりさまの老後』シリーズ、最新作!
慣れ親しんだ自宅で、自分らしい幸せな最期を迎える方法を提案。
・「孤独死」あらため「在宅ひとり死」へ
・慣れ親しんだ自宅で、自分らしい最期を迎えるしあわせ
・ウエノが徹底取材!「おひとりさまの最期」最新事情
・医師、看護士、介護士、看取り士をコーディネートする方法
・とくにガンなら「在宅ひとり死」が、ほぼ100パーセント可能
・病院死は、医療が貴重だった昭和の名残り
・「老人施設」に入れたがるのは、本人ではなく家族
・ずばり、家で死ぬために必要な費用はいくらか
・「老後の幸せ度」は「おひとりさま」と「大勢家族」が最も高く、「老夫婦ふたり」世帯が最も低い
・たとえ認知症になっても「在宅ひとり暮らし」で問題がない理由
・安楽死、尊厳死は正義か?
・介護保険をどう活用すべきか
・もちろん私は「在宅ひとり死」でゆくつもり
「わたしには家族がいませんので、基本、ひとりで暮らしています。
現在72歳。このまま人生の下り坂をくだり、要介護認定を受け、
ひとり静かに死んで。ある日、亡くなっているのを発見されたら、
それを『孤独死』とは、呼ばれたくない。それが本書の執筆動機です」 (あとがきより)
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商品情報
- シリーズ
- 在宅ひとり死のススメ
- 著者
- 上野千鶴子
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春新書
- 書籍発売日
- 2021.01.20
- Reader Store発売日
- 2021.01.20
- ファイルサイズ
- 3.7MB
- ページ数
- 216ページ
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この作品のレビュー
平均 3.6 (34件のレビュー)
-
孤独死という言葉が世間に知れ渡っている現代。
上野さんは常々「孤独」と「単独」の違いを解いていらっしゃる。
単独…お一人様が生き生きと生き抜ける世の中に変わらなければいけない、そう心から思いました。
…
人との接点を減らそうとする若者がいる中、一人で暮らし一人で認知症と共に老いていく人が居ても普通よね。
そのための知識や知恵、関わり方や工夫、そんなことを考えさせられました。
介護保険についても触れていらっしゃるあたりは、払っているくせに何処か他人事だったと思う私。
人工透析中止の事件は考えさせられるもので、死の決定権は自分で持ちたいそう思ってきた私も、選択肢の狭さを招いてると納得のものでした。
ひとりでも、ふたりでも、家族でも
みんなが自分のありたい死を迎えられるよう、行政や地域が輪になって共同で考えられたらいい…。続きを読む投稿日:2022.06.08
このレビューはネタバレを含みます
20代後半です。
レビューの続きを読む
はじめに、本の内容に関する感想にはなっていないかもです。ごめんなさい。
私の祖父はグループホームで息を引き取りました。
7,8年ほど前から少しずつ認知機能の低下が進んでいました。…しかし散歩が好きだった祖父なので足腰は丈夫、どこまででも歩いていけてしまうような人でした。
日中ひとりで家に居させることは、自分で勝手に外に出てしまい帰って来られなくなるリスクもあり、自宅玄関の鍵に、さらに追加で鍵をして、祖父が自分1人きりでは出歩けないようにしていました。可哀想だという気持ちもありましたが、祖父を守るためには仕方ないと自分にも言い聞かせていた部分がありました。
幸い近所の人たちは良い人たちで、地域見守り協力隊のような方もいて、たくさんの近所の人たちが祖父のことを見守ってくれていました。
自宅で祖父をなんとか、と母も何度も悩んでいましたが、夜中に何度もトイレに立つ祖父、おむつをつけていてもうまくいかないときはその都度シーツや布団を洗濯、シャワーでお尻を洗う、このようなことを、仕事と両立しながら毎日続けていくのはとてもできそうにありませんでした。
専門職の人の目が常に行き届いている場所にいたほうが祖父のためにもいいんじゃないか?家からいなくなってしまうのは寂しいけれど、常に誰かがついてくれているのなら、日中家に1人でいる時間ができてしまうよりも家族としても安心なんじゃないか?デイサービスやショートステイなども利用させてもらっていましたが、最後はたまたま良いタイミングで、たまたま祖父に合ったグループホームに巡り逢えました。
グループホームでは、天気が良い日は建物の周辺を散歩させてくれたり、他の利用者さんとのレクリエーションも頻繁に行われていたり、人付き合いも好きだった祖父には、自宅でじっとしているよりも楽しい時間を過ごしてもらえていたと思っていて、私たち家族はとても感謝しています。
ただ、すべて、祖父の都合ではなく家族の都合・希望と言われたらそれまでなのかもしれません。
楽しかったはずだと、思いたいだけなのかもしれません。
本著を読むと、なるほどと思う反面、おじいちゃんにもっとやってあげられたことがあったのかなあと少しチクチク刺された気持ちにもなりました。
祖父のことがあって、はじめて介護や介護施設や老人ホームのことが自分事になりました。ならざるを得ませんでした。
でも介護保険のことはまったくの素人で、本著を読んでたくさん勉強になる部分がありました。
たしかに利用料は高額で、私の母も「私のときは施設なんか入れてもらえるお金がないわ」と言っています。
「ホテルコスト(居住費)」の徴収のために費用負担が増えたというのも、本著で初めて知りました。
ケアマネさんは「家族だけでがんばらなきゃと思わなくていい、ご家族がしんどくならない方法を考えていきましょう」と優しく声かけしてくれるような方でした。
在宅ひとり死、いいと思います。
私もそうなってしまいそうな感はあります。
施設に入るのも自由、自宅でヘルパーさんにお手伝いしてもらうのも自由、簡単なことではないけれど、なるべく本人と家族の後悔が少なくて済むような選択肢が増えていくといいなと思います。
私は、どんなに足腰が弱っても、自分の頭がしっかりしているうちは自宅にいたいかもなあと今の時点では思います。
自分のことも家族のこともわからない、そうなってしまったときに誰がどう私の面倒を見てくれるのか、おひとりさまだったら誰がそのことに気がついて然るべき機関に繋いでくれるのか、考えると難しい。
私ちょっと危なくなってきたかしらん?と感じたときに早めに行動することが必要なのかな。早めに行動するためには、これからも自分事として、介護保険や安楽死・尊厳死、訪問看護、そういった色々なことにアンテナを張っておかなくてはいけないな。
順番的には私より先に母にそのときが訪れる可能性が高いので、そのときに母がなるべくつらくない、寂しくない、申し訳なさとかを子供たちに感じなくていい、そんな選択をしたいなと感じました。続きを読む投稿日:2024.04.16
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