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優等生のやめかた (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ? 第四部 読書という文化
宮崎研治(著)
/ボイジャー
作品情報
打鍵がはずめば論理がうたう「読んでも読んでも読書は終わりませんな」
「どうしてこの音がここにあるのか。全体のなかでどういう役割を果たしているのか。
あ!そうか!とわかる時がいちばん楽しい。意図の根底に少しだけ触れた、気がするから。」
と話したのは鈴木祥子です。
「考えることは危険だ。
でも、考えないことよりはるかに安全だ。」
とは江國香織です。
どっちをエピグラフにさせてもらおうかなー、と迷いました。筋金入りの不良少女対決というか、楽しい逡巡でしたけど、今回は祥子さんver.です。香織さんver.はまた今度やります。
何を「考える」したかは目次参照。
【目次】
十三章 優等生のなれのはて(1)
1 考えていた人
2 考えるのをやめた人
3 『告白』の趣向。その成功的発想と失敗的事実
4 文芸版・野島伸司と言うかなんと言うか、惨敗
資料 『告白』ツッコミどころ
十三・五章 優等生のなれのはて(2)
1 結局のところ、森口は誰の味方だったのか
2 ただの優等生が必要とするもの。そしてこれが『告白』の姿
3 『告白』の怖さと痛み
4 優等生のなれのはて。またはなんで森口は倫理にこだわるのか
十四章 読書という文化、自分という流行り
1 結局のところ、森口とは誰なのか
2 本屋大賞に問う──書店員でもあるあなたに問う
3 「田舎者」の勘違い
4 正しい本の読み方
5 そもまず、なんで正しい本の読み方を覚える必要があるのか
6 森口の得たもの。と言うか得られなかったもの
7 書店員に問う。てかまあちょっと聞いてくださいよ
終章 つよい人
【著者】
宮崎研治
1968年、横浜生まれ。高卒。書籍製作者・校正者、出版レーベル・カズノpub.運営。
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商品情報
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