探偵はもう、死んでいる。【電子特典付き】
うみぼうず(イラスト)
,二語十(著者)
/MF文庫J
作品情報
第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作「君、私の助手になってよ」四年前、地上一万メートルの空の上で聞いた台詞から、俺と彼女の物語は始まり――終わった。俺・君塚君彦は完全無欠に巻き込まれ体質で、謎の黒服に謎のアタッシュケースを持たされたあげく、ハイジャックされた飛行機の中で、天使のように美しい探偵・シエスタの助手となった。それから――「いい? 助手が蜂の巣にされている間に、私が敵の首を取る」「おい名探偵、俺の死が前提のプランを立てるな」俺たちは、世界中を旅しながら秘密組織と戦う、目も眩むような冒険劇を繰り広げ――やがて死に別れた。一人生き残った俺は高校生になり、再び日常というぬるま湯に浸っている。なに、それでいいのかって? いいさ、誰に迷惑をかけているわけでもない。だってそうだろ?探偵はもう、死んでいる。【電子特典!書き下ろし短編付き】
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商品情報
- シリーズ
- 探偵はもう、死んでいる。
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- MF文庫J
- 書籍発売日
- 2019.11.25
- Reader Store発売日
- 2019.11.25
- ファイルサイズ
- 25.5MB
- シリーズ情報
- 既刊11巻
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この作品のレビュー
平均 4.1 (14件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
タイトルの通り、探偵はもう死んでいるというシチュエーションが素晴らしく、シンプルながら想像力の広がりを感じるこの設定だけで本作の魅力の8割は決まっていると言っても過言ではない。このシチュだけで、探偵との過去話や主人公の抱える重さなど、縦横無尽に広がるため出落ちで終わることはなく、新人賞というのも納得の出来。大きな一つの物語というより、連作短編のような出来で、特にメインヒロインが探偵の心臓を移植されてるという設定がとても良かった。
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シチュエーションの完成度が高い反面、肝心の世界観は今ひとつ固まり切っていない点が否めず、所謂ラノベ的な展開と現実的な展開の匙加減が曖昧で、日常の現実感の強度が弱いせいで、探偵のいる非日常が際立っていなかったのは瑣末でありながら見過ごせないミスだと思った。主人公の特殊性もやや弱く、カタルシスの大半が探偵に頼っているのもバランスを欠いている印象を受ける。特にクライマックスの探偵の心臓を移植されたヒロインが探偵へと成り代わるシーンは反則とまでは言えないまでも、この設定の禁忌である探偵の復活をやってしまっており、それだと亡くなったことによる重みが薄れてしまう。一応条件付きではあり、二度とないと明言はされているのだが、むしろどれだけ絶望的な状況でも、探偵不在という理不尽な世界を凡人に過ぎない主人公が生き抜くほうが個人的には好みだった。探偵が不在でもその存在感が抜群だっただけに、こうした縛りのゆるさは大きなマイナスであると思う。作中の特異性が日常の部分にまではみ出しており、人外の人造人間の脅威や敵の個性も、それに合わせる形でトーンダウンしてる点はかなり惜しいと思う。
あとタイトルから期待されるであろう推理要素はほぼ皆無で、探偵を扱うならやはりミステリ的な手続きを期待してしまうというのは否めない。これはミステリではなく、オールジャンルのごった煮であることは重々承知であるのだが、ミステリの弱さの免罪符にはならない。とはいえ、このバトルありラブコメあり謎ありのごった煮感はこの作品の魅力の一つなので、是非ミステリ部分も研いで完全無欠のエンタメを目指して欲しくはある。投稿日:2020.08.16
はっきり言って、もっと早く読んでおけばよかったと後悔しております。
文章の美しさの中にどこか寂しさ、切なさが感じられ惹き込まれていきました。
これは面白いです!投稿日:2023.09.07
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