きゃくほんかのセリフ!
ますもとたくや(著)
,裕(イラスト)
/ガガガ文庫
作品情報
大きな仕事。されどそいつは曰わく付き!
デビュー作以来、鳴かず飛ばずで、うだつのあがらない脚本家・竹田雲太。
ある日、そんな彼の元に大きな仕事が舞い込んで来る。
だが、その作品はテレビアニメの放送後、何かとトラブル続きな作品の劇場版だった。しかも依頼してきたのは竹田の宿敵とも言える制作会社の極悪プロデューサー。何かあるとは察しつつも、生活のため背に腹はかえられず引き受けることにした竹田。
そんな彼のところに「お兄ちゃんが貸したお金を返せ」という少女が押しかけてくる。彼女は、かつて竹田の相棒だった男の妹である佐江だった。
ただでさえ曰わく付きの作品の脚本を書くことになって大変なのに、騒がしい佐江がやってきてパニックになる竹田。
しかも佐江は、竹田の言う業界で生き残るために必要な「大人の事情」などお構いなしに、視聴者側のストレートな正論でことごとく竹田を論破する。
仕事では振りまわされ、家に帰れば佐江に振りまわされーー。
だが竹田は、佐江のそんな理想論に振りまわされていくうちに、かつて相棒と共に戦っていた頃の情熱を取り戻していく。
厳しい現実に押し潰されながらも夢物語を書き続ける男の、再起と情熱の物語、開幕!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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商品情報
- シリーズ
- きゃくほんかのセリフ!
- 出版社
- 小学館
- 掲載誌・レーベル
- ガガガ文庫
- 書籍発売日
- 2019.03.01
- Reader Store発売日
- 2019.03.19
- ファイルサイズ
- 8.7MB
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 3.3 (3件のレビュー)
-
〇ラノベと思えない、痛快・真面目仕事マンガ風ラノベ!
この本こそ、作品中に出てくる作品のようにマンガ・アニメ化されてもよいのかもしれない。
情景がつぶさに浮かぶ。
実写脚本を得意とする筆者の、四冊目…の小説作品である。
#####
主人公の雲太は、ネットで叩かれるほどのクソ脚本家。亡くなった相棒・近雄からの言葉を胸に書くもヒットが飛ばせない。そんな雲太に、かつての上司・辻骨から仕事の依頼が。有名作家の本をアニメ化するという。一念発起して脚本づくりに向かうが、プロデューサー、監督、編集者からの要望が多岐にわたり雲太を苦しめる…!
#####
現役の脚本家が、「若手に脚本家を目指してほしい」として書き上げたこの小説。
脚本家のお仕事の特徴をよくとらえているのだと思う(わたしは脚本家ではないが、そう感じた)。
脚本家がどんな人のどんな言葉を聞かなければならないのか、原作とそれを面白くみたい層に向けた改変、そのことへの苦悩、無茶ぶり…
きっとますもと先生もご苦労なさっているに違いない。
脚本家のお仕事紹介小説という一面を備えているとみなしてよいだろう。
そしてなんといっても話の運びがドラマタッチで頭のなかで映像化しやすいのがよい。
あまり読者に委ねることなく平易な描写で語る。
そしてテンポのよさと相まって読後もすっきり。思わぬ「フォールポイント」の登場に驚いたが、はじめは唐突な印象のある佐江も、徐々に存在感を増して最後は書かせない人物になっているということに気づかされた。
(あまりライトノベル系文芸を読まないのだが、これはライトノベルの特徴なのだろうか?)
既刊も、実写脚本も、ますもと先生の作品が気になった一作だ!続きを読む投稿日:2019.08.04
映画の脚本が出来上がるまでの紆余曲折が主なストーリーなんですが、脚本家という特殊な仕事なので致し方ない面もありますが、説明のセリフが多かったり、映画の内容の描写がダラダラと続いていて(そして、それがあ…まり面白くない)、読むのが苦痛に感じる事も有りました。
最後まで主人公の竹田雲太の存在が薄っぺらくて全然感情移入が出来ませんでした。主人公の内面や亡くなったかつての相棒とのエピソードを書けば良かったのになあ。
かつての相棒の妹が小学生という設定もよくわからない。高校生ぐらいでちょうどいいんじゃないの?ラノベの読者ってロリコン趣味の人が多いのか、作者の嗜好なのか。
この作品では『デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)』はとにかく終盤で急に出てきて物語をひっくり返すような展開だったりキャラのことと説明されています。
その神様と呼ばれる人が出てくるシーンですが、本当に急に出てきて、この人の一言でドラマが終わるので「今までのゴタゴタは何だったのか?」と呆気にとられました。《これがクライマックスなのか?》
他サイトの感想を読むと、この作品は作者の実体験を基に書かれていて、読む人が読めばすぐにわかる内容らしいですが僕はアニメは詳しくないので、その点でも楽しめませんでした。続きを読む投稿日:2019.05.09
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