池上彰の世界の見方 ドイツとEU~理想と現実のギャップ~
池上彰(著)
/池上彰の世界の見方
作品情報
EUとは何か、ドイツの役割と共に解説。
2度の世界大戦という苦い経験から、戦争のない平和な世界をつくるという大きな理想を掲げて誕生したEU。国境をなくし、通貨を共通にして、人、モノ、お金の移動を自由にしていった。
しかし、移民や難民の流入を招いてEUの結束は揺らいでいる。イギリスがEUからの離脱を決め、各国で自国第一を掲げる政党勢力が伸長した。
理想と現実の狭間で悩むEUはどこに行くのか?
実は統合にはドイツが強大になるのを抑え込む意味もあった。しかし、今やドイツはEUのリーダー格になっている。戦後のヨーロッパでのドイツの役割と共にEUを読みとく、池上オリジナル解説。
本書は、池上さんが選ぶ独自のテーマで、世界の国と地域を解説する「池上彰の世界の見方」シリーズの5冊め。都立戸山高校での特別授業をもとに構成。
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商品情報
- シリーズ
- 池上彰の世界の見方
- 著者
- 池上彰
- 出版社
- 小学館
- 掲載誌・レーベル
- 池上彰の世界の見方
- 書籍発売日
- 2017.11.01
- Reader Store発売日
- 2017.12.15
- ファイルサイズ
- 13.1MB
- シリーズ情報
- 既刊16巻
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この作品のレビュー
平均 4.2 (24件のレビュー)
-
東京都立戸山高校での講義 2017
●EUにおける意識調査(ビュー・リサーチセンター2013年)EU8カ国で聞きました、がおもしろい。2009年10月のギリシャ財政危機をドイツの先導で回避したという…ことの影響が調査結果に出ているという。
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ギリシャ、ポーランド、チェコに聞いた。
<ドイツが以下の質問で多く挙がっている。信頼できるが、薄情で高慢だ、と思われている>
◎最も信頼できる国:ギリシャはギリシャと回答。それ以外の国はすべてドイツと回答。
◎最も薄情な国:フランス、ドイツはイギリスと回答。それ以外の国はドイツと回答。
◎最も高慢な国:イタリア、スペイン、ギリシャ、ポーランド、チェコはドイツと回答。イギリス、フランス、ドイツはフランスと回答。 仏は自身を高慢と答えている。
<ほぼすべての国は自国を謙虚で慈悲深いとしている>
★最も謙虚な国:英、仏、独、スペイン、ギリシャ、ポーランドは自身の国を謙虚と答える。イタリアはスペインを、チェコはスロバキアを謙虚と答える。
★最も慈悲深い国:すべての国が自国であると答える。
<評価がわかれるのが、信頼できない国。イギリス、ポーランド、チェコは挙がっていない。>
●最も信頼できない国:イギリスはフランスが信頼できない。フランス、チェコはギリシャが信頼できない。ギリシャ、ポーランドはドイツが信頼できない。ドイツはギリシャとイタリアを信頼できないと2国あげ、イタリア、スペインはイタリアが信頼できない。
・ギリシャとドイツはお互いを信頼できず、イタリアは自身を信頼できないとしている。
○ユーゴスラヴィア
・チトーの指揮下の武装ゲリラがナチス・ドイツ軍と戦い、ソ連に頼らず独立を果たす。東側でも西側でもなく、全人民武装としてすべての家庭に武器が配られた。
→1980年5月、チトー没、
1984 サラエボオリンピック
1991年12月にソ連崩壊 →内線に
・スロヴェニアはスロヴェニア人が中心でセルビア人はほとんどいない。1991.6.25独立
・マケドニアも同じ →1991.6 独立
・クロアチアにはクロアチア人とセルビア人がいて両者は歴史的に仲が悪く、独立のために激しい戦争が起こった。1991 独立
・ボスニア・ヘルツェゴビナ 1992独立宣言するも紛争に。独立派のクロアチア人とボシュニャク人とユーゴスラヴィア残留派のセルビア人との間で内戦に。クロアチア人はカトリック、セルビア陣はセルビア正教、ボシュニャク人はイスラム教。三つの民族、三つの宗教が対立。当時の国連で明石康さんがユーゴ担当、更迭。NATO介入で1995内戦終結。
・セルビア、モンテネグロ はコソボ紛争後 2006独立
・「最後の授業」ドーデ著 普仏戦争(1870.7.19-1871.5.10)でフランスは敗れアルザス・ロレーヌ地方はプロイセンの領土となる、その最後のフランス語の授業の話。だが、アルザス地方はもともとドイツ語圏で、そこをフランスが占領してフランス語を押しつけていた・・という歴史がある。ドーデはフランス側からの視点。
・ルーブル美術館はもともとは12世紀、フランスがイギリスからの攻撃を防ぐためにつくられた要塞。
・東ドイツの戦後教育 戦争は一部の独占資本家が起こした。君たちプロレタリアート(労働者)は被害者なのだ。悪かったのはヒトラーとその取り巻きだ。
・西ドイツの戦後教育 ヒトラーは選挙で国民が選んだ。戦争やユダヤ人に対しての責任は国民にある。
・ドイツでの難民受け入れについて、戦争責任や少数民族虐待の反省からメルケル首相は難民を無条件で受け入れるとした。現在80~100万人の難民暮らす。旧東ドイツ国民は戦後教育から難民受け入れに否定的。
p21:1ページでとても簡潔にまとまっているヨーロッパ歴史年表がわかりやすい。
p39:ユーゴスラヴィア、六つの共和国の歴史がわかりやすい。
2017.11.25初版第1刷 図書館続きを読む投稿日:2021.10.28
いままで知らなかったヨーロッパの経緯や各国の狙い・考えがわかる本。非常にわかりやすい。
なぜドイツの首相はサミットでみんなとポーズが違うのか?とかの小話もあってとても面白かった。投稿日:2024.03.13
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