日本経済・今度こそオオカミはやってくる
竹中平蔵(著)
,冨山和彦(著)
/PHP研究所
作品情報
東日本大震災後、これまで躊躇していた日本企業が、吹っ切れたように海外展開を加速させている。「日本離れ」の本格化により雇用問題が深刻化、消費が低落して厳しさを増す国内経済。一方で、アジア市場を中心に闘いを繰り広げ、競争力を高め、真のグローバル企業として成長する数々の日本企業。5年後の日本経済では、見たこともない光景が現れていることだろう。そして、国内市場だけで培った「古い世代」の成功法則は相手にもされず、世界的な大競争を勝ち残っていく30代の若い日本人が活躍する時代になる。「超・二極化」、「大空洞化」で崩れ落ちる姿をリアルに描く一方で、「世代交代」と「主力産業の大転換」で息を吹き返す日本経済の、新たな成功法則を熱く語り尽くす書。
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商品情報
- シリーズ
- 日本経済・今度こそオオカミはやってくる
- 出版社
- PHP研究所
- 書籍発売日
- 2011.09.12
- Reader Store発売日
- 2015.08.14
- ファイルサイズ
- 0.6MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (6件のレビュー)
-
負けないビジネスモデルを打ちたてよ
大空洞化後の「新しい成功法則」とは?
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
『日本経済 今度こそオオカミはやってくる』目次
第1章 …責任回避システムが社会を壊す
〜 機能不全が続く日本
・複合連鎖危機で日本の価値そのものが下がっていく〈竹中〉
・「要請」という形で現場に意思決定を押しつける〈冨山〉
・コメンテーターのような政治家ばかり〈竹中〉
・最難関の組織の経営能力は簡単には身につかない〈冨山〉
・関東大震災前に「東京改造計画」を持っていた後藤新平〈竹中〉
・じつは震災前に勝負が決まっていた〈冨山〉
・危機のときこそ基本に忠実であれ〈竹中〉
・頭数が多くては決まるものも決まらない〈冨山〉
・復興構想会議が行政の隠れ蓑にされている〈竹中〉
・中身の議論なしに「なんちゃって特区」ができあがる〈冨山〉
・国も地方も民間も逃げる責任回避システム〈竹中〉
・強いリーダーの登場しかない!〈冨山〉
第2章 大空洞化時代がはじまる
〜 日本経済の近未来像
・国内市場に見切りをつける企業が続出〈冨山〉
・サプライチェーンの崩壊が成長戦略のネックに〈竹中〉
・産業構造の強さと弱さの両方が「見える化」した〈冨山〉
・事業継続計画の問題点が浮き彫りになった〈竹中〉
・下請け構造の解体がはじまる〈冨山〉
・日本の技術力が韓国・中国企業に買われる〈竹中〉
・得意分野で圧倒的優位を築いた企業だけが生き残る〈冨山〉
・思い切った法人減税なしに民間の復興は難しい〈竹中〉
・海外への脱出が静かに、急ピッチで進行している〈冨山〉
・目前に迫っているティッピングポイント〈竹中〉
・開国をとにかく急げ〈冨山〉
・日銀引き受けも増税も、基本を踏み外した間違った議論〈竹中〉
・市場経済の論理と救済原理を混同させてはいけない〈冨山〉
・復興しても潰れる会社は潰れる〈竹中〉
・弱者を延命させても傷口が広がるだけ〈冨山〉
第3章 電力産業はどうあるべきか
〜 東電賠償問題と産業組織の再構築
・最後は東電の「一時国有化」しかない〈竹中〉
・「りそな型」の預金保険方式だけで問題解決できるのか〈冨山〉
・東電の株主責任を問わないのは大問題〈竹中〉
・後から「天変地異免責条項」が認められるとかえって大混乱に〈冨山〉
・極限状況になると矛盾が吹き出してくる〈竹中〉
・会社更生法も本件では魔法の杖にならない〈冨山〉
・株主と債権者に対する責任の枠組みが必要だ〈竹中〉
・銀行の債権放棄だけを求めることも、法治国家としては不可能〈冨山〉
・原発停止で不足する電力をどうするか〈竹中〉
・賠償問題と将来のエネルギー問題は切り離す〈冨山〉
・過去の話と未来の話を混同させない〈竹中〉
・世に言う市場原理主義者が、じつは最も市場介入型だった〈冨山〉
・不良債権処理は規制強化のたまもの〈竹中〉
・産業再生機構は最終的に黒字になった〈冨山〉
・世界的に見ても珍しい巨大な独占企業〈竹中〉
・主導権が電力会社からメーカーへ移る〈冨山〉
・独占企業からはイノベーションは生まれない〈竹中〉
・電力版マイクロソフト、グーグルが世界を席巻する可能性〈冨山〉
・抜け落ちている産業組織論〈竹中〉
・イノベーションはお金ではなく知識から生まれる〈冨山〉
・保護されて強くなる会社など存在しない〈竹中〉
第4章 東京の集積力を磨き上げる
〜 都会と地方の役割分担のあり方
・世界でいちばん大きな「光の塊」〈竹中〉
・分散どころか、さらなる集積を〈冨山〉
・東京に足りないのは空港と高級ホテル〈竹中〉
・文化都市としてのレベルは相当高い〈冨山〉
・人口減少で中核都市の役割が増す〈竹中〉
・ノスタルジーでは地方の現状は変えられない〈冨山〉
・イノベーションは都市のダイナミズムから生まれる〈竹中〉
・むしろ適性水準に戻っている地方人口〈冨山〉
・マスコミは実態を報道できていない〈竹中〉
・地方のことは地方で決める〈冨山〉
・文化観光都市「大阪」のポテンシャル〈竹中〉
・A級とB級で差別化をはかる〈冨山〉
・東京を強化しつつ、大阪にバックアップ機能を持たせる〈竹中〉
・二つの首都は同時に並び立たない〈冨山〉
第5章 フロンティアを目指し、イノベーションを!
〜 挑戦しがいのある時代の到来
・復興が成功するかどうかは人材次第〈竹中〉
・東北は課題先進国・日本の「課題『最』優先地域」〈冨山〉
・ディスカレッジの教育で人材は育つのか〈竹中〉
・単なるガリ勉ではない、地頭のよさが評価される〈冨山〉
・勉強だけしていればすむ日本の大学入試〈竹中〉
・復興は失敗を怖れずにチャレンジできる成長の場〈冨山〉
・自分で会社を興すことを視野に入れる〈竹中〉
・既存の秩序を気にせず、自由に動ける余地がある〈冨山〉
・現代のフロンティアはアジアに!〈竹中〉
・すでにはじまっている女性の海外進出〈冨山〉
・就職までのギャップイヤーの支援体制を構築せよ〈竹中〉
・親の口出しがかえって自由を狭めている〈冨山〉
・人生はそれほど簡単じゃない〈竹中〉
・団塊世代こそ、身を引いて子どもたちにチャンスを〈冨山〉
第6章 若い日本人が台頭する時代へ
〜 抵抗勢力を突破する力とは何か
・抵抗勢力はみんなの心の中にいる〈竹中〉
・GDPが縮小すると、確実に貧しくなる〈冨山〉
・リーダーには説明責任がある〈竹中〉
・重要な問題ほど、リーダーが一人で決めなければいけない〈冨山〉
・自助自立の精神こそ、社会が成り立つ大前提〈竹中〉
・広義の起業家クラスターが新時代の開拓者を育てる〈冨山〉
・政策の経験がない民間人に政策立案はできない〈竹中〉
・役所は民間とは違う複雑なゲームを展開している〈冨山〉
・株主総会が年間二百日開かれるのと同じ〈竹中〉
・法律と予算を変えることのたいへんさ〈冨山〉
・法案作成から成立までの手続きが煩雑〈竹中〉
・罵声も浴び続けるとやがて慣れる〈冨山〉
・独特の隠語を駆使して政策プロセスを牛耳る〈竹中〉
・私益、公益、組織益の三つの円の重なりを大きくする〈冨山〉
・天下り制限撤廃とキャリア制度廃止で人材を流動化〈竹中〉
・日本のベスト&ブライテストを集結する〈冨山〉
・「それを実現するには憲法改正が必要です」〈竹中〉
・政治の混乱は国民の混乱の反映にすぎない〈冨山〉
・ブレない人物が真のリーダー〈竹中〉
・現在は明治維新以来の絶好のチャンス〈冨山〉
・危機の時代が大局観を育む〈竹中〉
・三十代はものすごいリアリスト〈冨山〉
・リーダーは忘れた頃にやってくる〈竹中〉
・自信を持って世界に打って出よ〈冨山〉続きを読む投稿日:2011.12.12
冨山さん、私と認識がぴったんこ!!
これにはビックリだわ~(^^)
人の命が関わる現場を想定するということをよくわかっている人o(^o^)o!!投稿日:2013.04.16
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