将国のアルタイル(10)
カトウコトノ(著)
/月刊少年シリウス
作品情報
マフムートの交渉により、ウラド王国との同盟がついに締結! だがその矢先、帝国はスコグリオ公国に進軍を開始! ついにルメリアナ大戦が開戦した!! これに対抗するべく、大トルキエ五将国と海の都(ヴェネディック)、ウラド王国は対帝国同盟を結成!! 一刻の猶予もない中、マフムートはさらなる協力国を求めて“ルメリアナの心臓”地方へ向かう――。激動の覇権を握れ、マフムート!!
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商品情報
- シリーズ
- 将国のアルタイル
- 著者
- カトウコトノ
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 月刊少年シリウス
- 書籍発売日
- 2012.04.09
- Reader Store発売日
- 2013.03.15
- ファイルサイズ
- 109.2MB
- シリーズ情報
- 全27巻
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この作品のレビュー
平均 3.9 (8件のレビュー)
-
ルイ大臣の描いた絵は思いのほか巨大のようです。
帝国が伸ばした手は、長く大きい。さらに、その速度が速い。
これでは、対抗する側は後手に回らざるを得ませんね。
平和ボケしていた時間が長すぎたのでしょう…ね。
周りより少しばかり早く帝国側に叩き起こされた軍事同盟国は、その危機の察知も対応も素早いものですが、それでも帝国の後手に回る。
この様子では先はあまり明るいとは思えませんが、それでも一筋の光を求めるしかない。
侵略なんてどこもされたくはありませんからね。
帝国側には無理やりにでも取り込んだ侵略の為の大義名分もあり、これは正義なのだと嘯いておりますが。
しかし、マフムートも損な役回りというか重要すぎる役回りというか。
陸路確保の為に、各国を回らなければならないというの危険すぎますよね。
これが確実になされないと同盟側は、更に後手に回るどころか、敵を増やして帝国に蹂躙されるのを待つだけの状態になりかねません。
マフムート達の成功如何がこの戦争の鍵を握る…というのは少しばかり言いすぎでしょうが、重要な鍵であるのは間違いありません。
それはさておき。
花の都・フローレンス共和国の大統領の美しい事。
そして、マフムートの為体。これは致し方ないでしょうね。マフムートくんだし。うん。
それに引き換え、あの暗殺者たちの無様なこと。
たった一人を暗殺するためにあの大人数ですか。情けない。あれはいただけませんね。
後は、騎馬民族のスタイルの良さの一端が見えましたね。
馬に乗るだけでもスタイル保持に役立つのだろうけども、あのサラシがキモなのでしょうね。
ぎゅうぎゅうに締めるから、スタイルがいいのか。特に若い人たち。
ルチオにさらし巻いてる時のオルハンの顔がすごく好きです。力入れてるせいなのか、自分まで息を止めてる感が…。この人、本当にいい人だなぁ。愛されるスルタンになってほしいです。本当に。
さて、帝国が冬期に進軍を進めるということがどういうことか。
簡単に考えると、蓄え的な問題ですかね。
今攻め込んでいかないと、春まで国の蓄えが持たないんでしょうね。
進軍により更に蓄えは減るわけですが、それは進軍した先でまかなえばいいという。相変わらずの帝国の考えですね。
ザガノスの言うとおりかなり進退極まっているのでしょうね。
イスマルの考え方もわりと好きです。
相手の足元を見つつ自分の懐を温める。それによって、長期的にみると自軍有利という。イスマル側はいつだって供給を止めることが出来ますしね。
自軍側が不利になるような武器は売り付けないでしょう。流石に。
さて、今回帝国側には新たなる女性軍人が出てきたわけですが。
帝国側って女性の登用は結構あるんですかね。他の国では、あまり見かけないような…特に軍人として登用しているところはあまりない様な気がします。
政治家や外交官的な立場ではいらっしゃいましたが、職業軍人として、となると帝国だけのような気がします。
帝国側は能力主義なのかな。続きを読む投稿日:2012.09.22
このレビューはネタバレを含みます
遊牧民の疾走は本当に速そうです。
レビューの続きを読む
陰謀、戦略、政治に人種間の問題、マハムートも休まりません。今回はマハムートが可愛かったです。色っぽいオネーサマにオロオロ可愛いね。
スレイマンはいろんな意味で手練れで…す。続きを読む投稿日:2013.03.13
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