将国のアルタイル(8)
カトウコトノ(著)
/月刊少年シリウス
作品情報
バルトライン帝国のトルキエ侵攻を防げ! 四将国の内乱で国力が低下したトルキエ将国。今、帝国に攻められたら危ない! マフムートは帝国と経済力で対抗すべく経済都市・銀色の都へ。そこで出会ったのは、父親が亡くなり商人として生きていけなくなった少女・ニキだった。武力を使わずに帝国の国力を奪い、トルキエを優位に立たせる戦略とは? マフムートの才覚が冴え渡る!!
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商品情報
- シリーズ
- 将国のアルタイル
- 著者
- カトウコトノ
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 月刊少年シリウス
- 書籍発売日
- 2011.01.07
- Reader Store発売日
- 2013.02.08
- ファイルサイズ
- 104.9MB
- シリーズ情報
- 全27巻
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この作品のレビュー
平均 4.2 (12件のレビュー)
-
まずは、将軍復帰おめでとうございます。
ザガノスさんとマフムートくんが対峙するシーンは何度見てもいいですね。
絵的にも素晴らしいと思います。
服の質感とか衣服が風になびく様子とか本当に美しい。
…はいはい。
商業都市…国家か、の建前として、一国に肩入れできないのは分かりますね。
そんなこと許してしまえば、商業国家として成り立たなくなってしまう。
商売の相手(買い手)としては問題ないかもしれないけれども、身内(売り手)としては扱えないと。
確かに、どこかの国に肩入れすれば、経済的に大きな富が約束されるんだろうけども、その国に何かがあれば途端に没落する可能性もある。
その可能性は、ひいては商業国全体に影響を及ぼすかもしれない。
て、ことですかね。
ニキって子はアレだなぁ。
いくら腹が立ったからと言って、相手を暴力で打ち負かしちゃうってのは…三流のやることだろうと。
そんなんだから誰もついて行かないんだよなぁ。
しかし、そこでやり返さない相手は大人だなぁと思いましたよ。
14,5の少女にあれだけボコられたにも関わらず、ニキの状況をくんでそのままにしたアクバルはたいしたものだな、と。
そんなことをしたところで、ニキの状況は何も変わらないし、後で自分がみじめになるだけですからね。
そりゃ、まあ、周りの人たちも情だけでは食っていけないものな。
ニキが一人になると分かっていても離れたのは、やはり食っていくためだろうか。
それとも、キニのあの性格があってなのだろうか。
複合的な問題かもしれませんけどね。
それはさておき。
マフムートさん、ノリノリすぎて…
一番作り込んでいませんか?
胸とか腰とか。自分が相当女顔だって自覚ありますよね。この人。
そして、否応なしに従者たちにもやらせるあたり、絶対に楽しんでいるとしか思えませんでした。
アビリガさんは適応しすぎ。
ワン老師が大秦(チニリ)の皇帝と近しい人物であったと分かった途端、攻勢に出るあたり素晴らしいですね。
話の流れで確実に相手がどれほど近しい人物であったか。また、どれほどの信を置かれていたか。加えて、どのような人物であったか。
ワン老師の肩書が分かれば、その全てが分かるということですね。
しかも、揺さぶり方が上手いです。
この商業都市には物資と共に人が動く。人が動けば情報もその流れに乗る。
というわけで、ワン老師の一番の目的は老後を過ごすことでなく、この商業都市に潜み、根を下ろし、本国である大秦に情報を送ること。かの帝国の情報を。おそらく、潜在的仮想敵国と言ったところでしょうか。
なるほど、そう考えるとマフムートの言葉を聞き逃すはずがないですよね。それによってどう状況が変化するのか、大秦にとっての利益はいかほどのものか。どう転んだところで、すぐに大秦に影響があるとも思えないが、成功したなら最大級の効果が期待できる申し出だから受けたのでしょうかね。
マフムートのあの僅かな言葉でそこまで理解したワン老師が隠居老人だなんて絶対に認めない。現役じゃないですか。
しかし、この結託によって生じた結果は本当に素晴らしい。
理想的な効果ですよね。最小の努力で最大の結果ですもの。
しかし、これ見てると経済戦争というよりもまんま殴り合いの戦争の態ですよね。
マフムートが上げた小さなのろしを火種にどこまで戦火が広がっていくのか。非常に楽しみです。続きを読む投稿日:2012.09.19
このレビューはネタバレを含みます
再読です。
レビューの続きを読む
マハムートの新たなる一歩です。
最近、マハムートはよく女装しているような・・・・
よくお似合いです。投稿日:2013.03.13
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