企業博物館とは何か 歴史・役割・可能性
古田ゆかり(著)
/青弓社
作品情報
現代の暮らしはあらゆる産業技術に支えられている。子どもの「理科離れ」が進み、大人も日常生活で使うモノの背景に目を向けることが少ないなか、暮らしを支える技術や産業を身近に感じる機会を提供しているのが企業博物館である。
なぜ私企業が博物館を作るのか。企業は博物館で何を後世につないでいきたいのか。国公立博物館との違いとは――。
民間企業が自社の歴史や製品を展示・紹介する企業博物館は、実は公立博物館では収集するのが難しい貴重な産業遺産の宝庫だ。船舶や橋梁を造る重工業企業の製品や印刷機、機械の内部に使用されている歯車など、一般ユーザーが目にする機会は少ないものの日本の産業の発展を担ってきた技術資料に直にふれることができる場であり、技術を継承するためのアーカイブにもなっている。
子どもや学生向けの「社会と科学について考えるワークショップ」開発に携わる著者が、そうした企業博物館の社会的な機能や意義に注目して、運営企業83社を対象にしたアンケートと、企業博物館14館を実際に訪れて実施したインタビューを通じて、企業博物館の実態と可能性を提言する。
[取り上げるおもな企業博物館] *( )内は運営企業
東芝未来科学館(東芝)、ニコンミュージアム(ニコン)、シチズンミュージアム(シチズン時計)、ヤンマーミュージアム(ヤンマーホールディングス)、三菱みなとみらい技術館(三菱重工業)、三菱重工業長崎造船所史料館(三菱重工業)、カワサキワールド(川崎重工業)、imuse(IHI)、長岡歯車資料館(長岡歯車製作所)、ミツトヨ測定博物館(ミツトヨ)、アルプスアルパイン未来工房(アルプスアルパイン)、TDK歴史みらい館(TDK)、容器文化ミュージアム(東洋製罐グループホールディングス)、印刷博物館(凸版印刷)
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商品情報
- シリーズ
- 企業博物館とは何か
- 著者
- 古田ゆかり
- 出版社
- 青弓社
- 書籍発売日
- 2023.05.11
- Reader Store発売日
- 2023.05.19
- ファイルサイズ
- 9.2MB
- ページ数
- 196ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (2件のレビュー)
-
斜め読み。
企業博物館一覧本を期待したけど、別の視点からの解説本だった。
東芝未来科学館
三菱みなとみらい技術館
カワサキワールド
には行ったことがある。投稿日:2023.07.20
博物館と言うと、クラウドファンディングで話題になった国立科学博物館や、東京国立博物館のような施設が浮かんでくる。
しかし、企業が運営している博物館もある。
国や自治体が運営している…博物館との違いは何か。
全国にどれだけあるのかと言う質問に対して、はっきり答えられないと述べている。
企業博物館の定義がハッキリしていないから。
「新訂 企業博物館事典」によると、産業ごとに理由られた253の施設を紹介しているそうだ。
名前に関しても「記念館」「科学館」「資料館」などさまざまだ。
著者は東証1部上場企業(2019年2月時点)のすべてと、予め企業博物館を設置している企業博物館を設置していることが分かる非上場企業を調査して合計2301社を対象にした調査を実施した。
設立理由のトップは「企業の社会的責任」。
資料を収集しているが半数強に及び、展示以外の資料の保有もしている。
展示内容は「自社の歴史」がトップだった。自社の歴史を抜きにした企業博物館なんて何のためにあるのか意味が分からないからなあ。
企業博物館が対象にしているのは「顧客」が一番多い。
企業博物館にはどんな機能が期待されているのかに対して、「自社資料の保存」「自社ブランドの向上」「社員や会社のアイデンティティーの形成」が多かった。
「行きたい!企業ミュージアム」という本を読んだとき
行ってみたいなあと思う所があった。
これから企業博物館がどうなっていくのか気になる。続きを読む投稿日:2023.09.03
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