スローフード宣言――食べることは生きること
アリス・ウォータース(著)
,ボブ・キャロウ(著)
,クリスティーナ・ミューラー(著)
,小野寺愛(訳)
/海士の風
作品情報
オーガニックの母が辿り着いた未来のかたち
半世紀前―カルフォルニア州バークレーの小さなレストランから「おいしい革命」は始まった。
全米に地産地消を広げ、世界中の料理人と教育者に影響を与えた著者の集大成
‐‐‐
“オーガニックの母”アリス・ウォータースが、生涯のテーマであるスローフードの世界観についてファストフードの世界観と比較しながら初めて語る。
私たちは食べることを通じてその世界を生きている。
「何を大切にし、どんな世界をつくりたいのか」
1970年代から人と食と地球に人生を捧げた著者が問いかける。
読み終えたとき、目の前の食事から、忘れかけていた大切なものが見えてくる。
美しさ、働く喜び、シンプルであること……
私たちのこころとからだを解きほぐす滋味あふれる言葉たち。
ほんの少し足をとめて、世界の豊かさを感じてみませんか。
本書「はじめに」より
「この本でお伝えするのは、食べることが人の暮らしと世界にどのような影響をもたらしてきたか、そして、その道筋を変えるために私たちにできることは何かということです。参考文献を並べた学術的なものではありません。すべて、実体験からお話します。食べることは、生きること。これが私の人生を導く哲学なのです。」
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商品情報
- 著者
- アリス・ウォータース, ボブ・キャロウ, クリスティーナ・ミューラー, 小野寺愛
- 出版社
- 英治出版
- 掲載誌・レーベル
- 海士の風
- 書籍発売日
- 2022.10.29
- Reader Store発売日
- 2022.10.29
- ファイルサイズ
- 1.4MB
- ページ数
- 232ページ
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この作品のレビュー
平均 4.5 (9件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
アリス・ウォータース著、シェ・パニースのオーナーであることは当然であるが、彼女のもつ強い信念と、食と健康に対する強い意識を学べる本。あたりまえにある、いつでも同じ品質のものが食べられるという病気にかかっているファーストフード病の人は、自然と季節がもたらす滋養を感じることができないことがあたりまえになっている。忘れかけていた目の前の食事のこと、Amazonフレッシュで買い物にいくことなく食材が家の前に届く、ウーバーイーツでどんな食材で作られたものかもわからない食べ物を食べる、便利さを追求した結果、シンプルに食材の大切さを捨ててしまった人たちに対する痛烈な警鐘を鳴らしている。そういえば、タコスも同じ味な気がするし、ポテトもジャガイモを揚げ、酸性ピロリン酸ナトリウムに浸けて変色を防ぐ。こんなものを食べているのよ、とファーマーズマーケットでその日美味しそうな食材を直接買って、作った料理と全く違うということを示す。
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幼稚園からマッケンアンドチーズ、ハンバーガー、ホットチョコレート、を食べさせられる学校教育で、おそらくファーストフード人間をどんどん養成している。意識している人は、家からお弁当を持っていくし、Bentoという単語が通じるくらいだ。ちゃんとしたものを食べさせたい、というふうに考える人がNYに多いのも、やっぱりファーストフードの弊害が出てきているからだ。信じられないくらいの量がスーパーに並んでいるけれど、廃棄率30%と聞くとそうだよねと思う。レストランでも、スーパーでも、この廃棄を減らせばもっと値段が安くなるのにと思う。多ければ多いほど良い社会は、いつの日か破綻するだろう。
著者のこの考え方の原点は、フランス生活にある。旬の野いちごの美しさ、アメリカでは全てが工業的で、旬なものではなく、均一の工業的な食べ物が並び、週末にまとめ買いするホールフーズの工業的な食材、加工品たち。美を全く感じない。
確かに、アメリカの食事は美味しいが、全てが商業的に成り立ちすぎていて、健康とかそういうものさえもおかねで買う。五感を駆使して、(心にとって)美しいものを。素晴らしいメッセージだと思う。投稿日:2023.01.08
「オーガニックの母」とよばれるアリス・ウォータースさんが、食に対しての思いや、自身の経営するオーガニックレストランでのエピソードなどを語った一冊。
食べものにも、安さ・速さ・質より量、が求められる現代…社会。人々はファストフード的文化にすっかり染まってしまっているが、本当にそれで良いのか?もっと「食べる」ということにきちんと向き合うべきではないのか?
「食べることは、生きること」という彼女の哲学。
私たちが何気なく日々食べる食材、それをきちんと選びとっていくことが、これからどういう地球・社会にしていきたいのか、どう生きていきたいのか。そういった大きな選択をしていくことに繋がるのだと、気づかされた。
大切に育てられた旬の素材を選び、シンプルな調理法でいただく。一口一口、感謝して味わいながら。
難しいことを考えなくても、まずはそこから始めればいいのだと思う。
とても感銘を受けた。折に触れて、読み返したい一冊。続きを読む投稿日:2023.11.21
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