「節税」の超・裏ワザ 元国税調査官が捨て身の覚悟で教える
根本和彦(著)
/SB新書
作品情報
今、YouTubeで個人事業主や経営者を中心に熱い支持を集める
話題の元国税調査官YouTuber「税金坊」初の著書!
「本書でお話しすることは、税務署側としては、あまり世間に知れわたると困る内容かもしれません。
なぜなら、税務署は私たち納税者のことをよく知っていますが、一方の私たち納税者は税務署のことをよく知らないからです。
この情報格差を利用して、税務署は私たち納税者からたくさんの税金を取ろうとします。
私は、この状況をあまりにも不公平だと考えています。
真に国民のためになるには、国税組織を内側から変えようとするのではなく、
外に出て、多くの人に税金や国税組織についての真実を知ってもらうことが必要だと思いました。
それが、私が国税局を退職した理由です。」(本文より)
税務署員として最前線で働いた経験と知恵を活かし、
「こんな方法があったのか!」と、話題沸騰の節税ノウハウを一挙大公開!!
もっとみる
商品情報
- 著者
- 根本和彦
- 出版社
- SBクリエイティブ
- 掲載誌・レーベル
- SB新書
- 書籍発売日
- 2021.11.05
- Reader Store発売日
- 2021.11.05
- ファイルサイズ
- 6.8MB
- ページ数
- 224ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.0 (5件のレビュー)
-
元国税調査官YouTuberによる節税の裏技本。税理士ではないので税務署での税務調査経験に基づく経験談がほとんどだが、参考になる部分もあった。このような経験談もただ単に税法を解説する書籍よりよほど参考…にはなる。ただ「1100万円の売上げがあったとすると、110万円の消費税は、国や自治体に納めなければならない」というのは消費税について誤解を与えるので見直した方がいいだろう。
P26
そうした顔見知りの税理士が担当している会社の申告書に、仮に不備が見つかったとします。問題の箇所は2つあり、1つは社長のグレーな経費で、もう1つは税理士のミスによる不備です。
税務署員と経営者と税理士の三者面談が行われた際、税務署員は税理士と2人だけになるシチュエーションをつくります。私が聞いたのは、税務署員と税理士はタバコを吸うので、税理士を喫煙室に誘って2人きりになった、というケースでした。
そして、税務署員は、不備な箇所が2か所あり、1つは税理士のミスであると告げ、次のように続けます。
「今回の先生(=税理士)のミスは、指導事項ということにして、修正申告を行わないことにします。その代わり、社長のグレーな経費のほうは、先生から社長を説得して、修正申告をしてもらえませんか?」
税理士は、自分のミスで修正申告することは避けたいので、当然、社長を説得して、修正申告することになります。
結果的に、社長の知らないところで税務署員と税理士が "手打ち"をしたというわけです。
P119
スーツは、着用の目的がほぼ仕事用であるというのは、社会通念上、おかしくありません。
しかし、それでも経費として認められない理由は、プライベートでも使い回しができてしまうからです。 税務署員は、ココを突いてきます。
通常、洋服代の経費化はけっこうハードルが高く、芸能人、タレントといった職種でも、経費として認められないケースがほとんどです。
人前に出るのが仕事であるとして、一見、衣装代で経費化できそうな感じですが、やはり、普段でも使えるからという理由で否認されてしまいます。
ただし、例外もあり、過剰な装飾が施されたステージ衣装など、明らかにプライベートでは使い回しが困難だと思われるものは、経費として認められます。
このように、仕事用であることがはっきりとしているものは、経費として計上できるのです。
そこで、考えられる具体策としては、「洋服代の領収書をプライベート用と仕事用でキッチリと分けておく」、あるいは「クローゼットの中で、プライベート用と仕事用を明確に区別しておく」などが考えられます。
こうした証拠を用意しておけば、全額を経費にできなくても、仕事用の部分を接分した金額を経費として計上できるでしょう。
または、最初から、洋服代の5~6割を按分して経費化しておくと、通りやすくなると思います。
税理士さんによって、洋服代の経費の計上は無理だとされる場合も少なくありませんが、証拠をつくっておけば、グッとハードルを下げることができます。
P169
年間の売上高が1000万円ということは、すでに100万円の益税が発生していることになります。売上高が1000万円を超えなければ、毎年、売上高の10%は益税として残ります。
ですが、1000万円を超えてしまうと、翌々年からは課税業者となってしまうため、2年後に1100万円の売上げがあったとすると、110万円の消費税は、国や自治体に納めなければならないのです。
こうした事情を知らないで、売上高が1000万円を超えた状態で、無申告を続けた場合、もし税務調査に入られてしまうと、恐ろしいことが起きます。
税務調査に入られたら、所得税の追徴課税は避けられないでしょう。 そこに、所得税分の無申告加算税が加わります。さらに、納めていなかった消費税の返還と、その消費税分に対する無申告加算税が上乗せされることになります。
消費税は、売上高が1000万円を超えている課税業者の場合、所得が赤字であっても支払わなければなりません。逃れようがないのです。
P191
また、「自前で決算と申告をしている会社には、税務調査が入りやすくなるの か?」という質問を受けることがあります。
これはなかなか微妙な質問なのですが、基本は、税理士がやっていないから税務調査で調べるということはなく、税理士が代行している場合でも、税務調査に入る条件や動機は変わらないといえます。
しかし、実際は、自前で申告をしている個人事業主や会社に入る時期、というものがあります。それは2月から3月にかけてです。
なぜ、この時期に自前で申告をしているところに税務調査に入るのかというと、 税理士の繁忙期だからです。
2月から3月にかけては、所得税の確定申告の時期と重なるので、税理士が非常に忙しいのです。
そんな時期に税務調査に入ってしまうと、税理士の負担が過重になるので、税理士が確定申告を代行しているところには税務調査をしないようにしているのです。
税務署は、地域の税理士会とそうした“紳士協定"を結んでいることが多く、私がいた税務署でも、そういう慣行がありました。
そのため、2月から3月にかけての時期は、税務調査に入る場合は、税理士と契約していない個人事業主や会社になるわけです。
2月から3月にかけては、前述したように所得税の確定申告の時期なので、税務署も忙しいのですが、それは個人部門の話です。私が在籍していた法人部門は、それほど忙しくはありません。 税務調査の件数を稼ぐために、入ることは少なくない
のです。続きを読む投稿日:2022.08.20
税金坊というYouTuberによる、元国税調査官の経験に基づく税務調査や確定申告のノウハウ
国家公務員は国民のために働くどころか、国民に不利益を与える行政になっているという実感を得て、正義感から節税…のノウハウを説いている。
私も節税してそのお金を社会貢献のために使いたい。続きを読む投稿日:2023.12.21
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。